原地盤と現地盤のちがい

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

「原地盤」と「現地盤」の用語の定義と使い分けをご存知の方、ご教授ください。

文献・ホームページ等を調べてみました。
各筆者は同じ文内で巧みに両者を使い分けていていますが両者の違いがわからなく、
普段の業務でどちらを使うか判断に困っております。

たとえば、ある文献から引用すると

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

私も同じような疑問をずっと思っていました。
「現位置試験」と「原位置試験」も定義と使い分け方をご教示下さい。

ユーザー 柳沢 賢 の写真

土木用語大辞典には,「現」は出ていませんが「原」の記載があります。

「原位置試験(in situ test)」=原位置の地表またはボーリング孔等を利用して地盤の性質をサンプリング等に基づかないで直接調べる試験の総称。
「原地盤(natural ground)」=工事に取りかかる前の手を加えない自然の地盤。盛り土による造成地等は,たとえ工事の前であっても原地盤とは言わない。

個人的にはなるほど,と思える定義でした。
どなたか「現」についてご存じないでしょうか?

ユーザー 阪本 廣行 の写真

私見ですが、漢字の「原」は、もともとのもの、「現」は、今のもの、現在の。というような意味合いを持っています。例えば「原風景」:もともとそこにあった風景、今はなくなっているかもしれない。といったニュアンスです。
ですから、自然に堆積等によってできた地盤は「原地盤」、盛土などをして出来上がった今現在の地盤は「現地盤」となるのではないでしょうか。