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投稿者:KK | 投稿日時:2012-03-24(土) 01:34
セクション:
水の単位体積重量について
水の単位体積重量は、
道路橋示方書 下部工 9.8KN/m3
道路土工 擁壁 9.8KN/m3
道路土工 仮設 10.0KN/m3
河川砂防 ダム 9.8KN/m3
河川構造物設計基準 関東地整 10KN/m3
土地改良基準 水路工 9.8KN/m3
質問者周辺の設計者 10.0KN/m3がほとんど
基準では、9.8KN/m3が多数派ですが、実際の設計(静水圧の算定)では10KN/m3
が多数派でした。
実際、単位系が変わったところで、実際の重さがかわるわけなのですが、
水の単位体積重量は、設計の利便性を考えて安全サイドの10KN/m3の方向ですすんでいるのでしょうか?
コメント
#5219 Re: 水の単位体積重量
進んでいる・・・・ではなくて基準類の作成者または管理者が違えば違うのが普通だと思いますが
自然にある水は純粋な水ばかりではなく、上げられて基準を見ると、10kNとされている基準は水の影響で決定される場合が多い様に思いますし濁水が多いことを考えればこの数値でもよいと思います
#5221 Re: 水の単位体積重量にいて
以下のアドレスにヒットすれば参考になるのでは。
http://www.con-pro.net/readings/water/doc0008.html
(con-pro.net)より
又、http://cat2.edu.kagoshima-u.ac.jp/Text/public/Physics/Constants/WaterDen...
のほうにもアクセスしてみては。
以上の各頁を纏めると、10KN/M3の考え方でよろしいのでは。
#5222 Re:水の単位体積重量のSI換算係数桁数は一般に有効桁数で、ばらつきが大きい土圧が支配的な構造物では1桁
文意から「実際の重さが変わるわけがない」が正しいとし、重力単位系からSI単位への換算は、Newtonの法則により「質量m[t]の物に働く重力はm[t]・g[m/s^2]=mg[kN](ここに、g:重力加速度≒9.80665[m/s^2])」と定義され、SI換算係数である重力加速度の桁数は換算値(ここでは水の密度)の有効桁数に合わせます。「(社)日本道路協会:道路橋示方書」では通産省(現 経済産業省)による、当通達どおりです。
「トンネル標準示方書」では、設計に用いる土圧のばらつきは、SI換算係数の桁数を2桁(9.8)から1桁(10)に丸めることによる誤差よりも大きいため、、1[tf]=10[kN](単位体積重量は1[tf/m^3]=10[kN/m^3])にしていると地中構造が専門の教授から聞きました。私は海底地盤のシールドトンネルについて、「理科年表」により、安全側に海水の密度の最大値から10.5[t/m^3]×10[m/s^2]=10.5[kN/m^3]を換算した静水圧に対して設計してきました。
#5223 Re: 水の単位体積重量
「道路技術基準図書のSI単位系移行に関する参考資料」(社団法人 日本道路協会平成14年11月)に記載があります。
1-2基本的な考えかた(p2)
②単位の換算に関しては、原則として必要に応じた有効数字の桁数を持つ換算係数を用いるとあります。具体例は次の通りです。
P3のB。一般の数値及びp4のC.荷重など初期値として工学的に使いやすい(端数のない)値を設定している場合に該当すると考えられます。
B.一般の数値
現行の数値が3桁目を0または5にそろえる考え方(二捨三入)をとっていることから、これを踏襲した。
鋼の単位重量の計算 7,850kgf/㎥×9.81=77.009→77kN/㎥
歴青材(防水用) 1,100kgf/㎥×9.81=10,791→11kN/㎥
水の単位重量の計算 1,000kgf/㎥×9.81=9.810→9.8kN/㎥
C.荷重など初期値として工学的に使いやすい(端数のない)値を設定している場合
現行の数値が扱いやすさを重視して決定されていることから、換算した数値とは別に、それに近く扱いやすい数値を新たに定める。
L荷重の等分布荷重p1、曲げモーメントを算出する場合 1,000kgf/㎡×9.8=9.800→10kN/㎡
L荷重の等分布荷重p1、せん断力を算出する場合 1,200kgf/㎡×9.8=11.760→12kN/㎡
仮設工等 水の単位重量の計算 1,000kgf/㎥×9.8=9.800→10kN/㎥