地すべり防止工 集水井の施工深度について

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初めて質問させていただきます。初歩的なことになりますが、回答していただけるとありがたいです。

地すべり防止工のうちの集水井についてですが、1級土施工の勉強をしていると、「活動中の地すべり地域内の集水井の施工深度は地すべり面より2m以上浅くする」と明記されていました。
理由はすべり面付近で移動土塊により破壊される危険性があるためとのことです。

上記の理由は納得はできたのですが、それであれば、もし地すべりが起こってしまった場合、集水井ごとすべり土塊と一緒に流してしまうということなのでしょうか?
そのような設計のほうが、集水井が破壊されるよりも安全ということなのでしょうか?

つたない文章で申し訳ありませんが、ご回答いただける方、よろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

集水井の底部には、集水した水を排水するための排水ボーリングがあります。
これが破壊されると、集めた水が排水できない→水を地すべり内部に溜めてしまう
状態となり、最も危険です。

排水施設まで一緒に動いてくれるならば、当面機能は確保できます。
(年数cmのオーダーの場合。もし日数十cmなら、残念ながら排水施設も破壊されます)

ユーザー m.k の写真

わかりやすい回答をありがとうございます。
理解ができました。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

コメント#5191への追加です。
 集水井の施工中に地すべりによって破壊されると人命の危険があります。地すべりの態様によっては浅くしても破壊される可能性が確かにあります。これが予測される場合は,集水性を施工せず,他の対策を講じるという選択肢があります。マニュアル万能主義に陥らないよう,気をつけて下さい。