道路の輪

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

白い坂道の道路(コンクリートの道路?)についている
ドーナッツ型の輪はなぜあるのですか?
(黒い坂道の道路(アスファルトの道路?)にはないのに)
また,輪はどうやってつけるのですか?

コメント

ユーザー 井上 直洋 の写真

 道路の路面には、車が走りやすい(走行性が良い)、安全に停止できる・カーブや坂道で車がすべらない(安全性が高い)、騒音が少ない・乗り心地が良い(快適性が高い)など様々な機能が求められます。
 質問にあった白い路面の輪は、コンクリート舗装の路面のすべり安さを改善(すべり抵抗値の改善)するための工夫です。特に勾配のきつい坂道で目にすることが多いと思います。この輪の形は、コンクリートが固まる前に器具を使い作成します。同様な効果を得るため、箒で掃いてその跡を残したり、平行な横みぞを作ったりする場合もあります。

 黒い路面は、アスファルトコンクリート舗装面だと思います。この場合は、アスファルトに混ぜる骨材(複数の大きさの異なる砕いた石などを混ぜたもの)を変えることによってすべり安さを調整しています。

 どちらにしても、路面をあまりすべり難くしすぎると、車の燃料消費量が増したり、騒音が大きくなったり弊害も発生しますので、路面の求められる要求機能に応じた対応が必要になってきます。