RC示方書のスランプの低下の目安について

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2007コンクリート標準示方書[施工編]の77頁の表4.4.7に、施工条件に応じたスランプの低下の目安が記されています。このスランプの低下量は、ポンプ圧送によるロスを示しているのでしょうか。ポンプ圧送に要する時間経過、つまり経時変化によるスランプロスは別途考慮する必要があるのでしょうか。というより、経時変化によるスランプロスを別途考慮すべきではないのでしょうか。御教示いただきたくよろしくお願い致します。

コメント

ユーザー nomkei の写真

 練り混ぜから打設までのタイムリミットは、ポンプ圧送が長くても同じでしょうから、圧送中の経過時間によるスランプロスは、当初から含まれているものと思います。

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そうすると、例えば真夏に、配管長150mは同じとして、所要20分でも80分でも同じスランプ(荷卸し地点のスランプ)でやれということでしょうか。具体的には、橋梁床版は生コン車1台20分程度で打設できても、壁高欄は80分程度かかります(一例です)。

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 空積割増を取られない程度に、1台の積載量を減らせば、1台分の打込時間が減らせるんじゃないでしょうか?
(ギャラリーの皆さんのためにざっくり)空積割増とは、ミキサー車が赤字にならない積載量を仮に2.5m3とした場合、1.5m3しか運搬しなければ、下回った数量1.0m3に割増単価を掛けて請求されます。組合、工場により変わります。

 それ以上に条件が悪い場合は、コンクリート標準示方書の4.4.2(3)に基づき、(製造から打込までの時間経過にともなうスランプの変化)を大きくして、配合設計を行えばよろしいのではないでしょうか。単位水量の増加→セメント量の増加、流動化剤の添加などなど。単価UPとなるかもしれませんが。

ユーザー conconcon の写真

一方法でしょうが、コンクリート性状が変わってしまいますね。それに打設量が多いとコストアップがすごいですね。今や単位水量を増加させることなくスランプを大きくできる時代になっているんですけど、土木の世界は全然変わりませんね。

NEXCOの施工管理要領には、筒先スランプと明記されていますが・・・・

それにしてもRC示方書作成の関係者からのコメントがどうしていただけないのでしょうか。

ユーザー nomkei の写真

 コンクリート標準示方書の巻末に「本書の内容に関する質問は、下記のE-mailへご連絡下さい。」とあります。
 解答いただいたら、教えて下さい。

ユーザー conconcon の写真

ありがとうございました。ということは、打ち込み箇所(筒先)でのスランプという理解でよいということですね。これなら、分かりやすく納得できます。ただし、例えば練り混ぜてから30分以内で打設できるような条件であれば、30分後にスランプ8cmになるような設定になりますが。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

普通の話なのでしょうが
・スランプは、セメントの種類、混和剤、温度、運搬時間、ポンプ等を考慮します
スランプは検査としては重要ですが、ワーカビリティー確保の目安の一方法であって
コンクリート構造物の製造には、構造物に応じたワーカビリティー確保が最重要であることに注意されたし。