斜角を有する鋼床版鈑桁

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鋼床版鈑桁の平面骨組みについて質問させてください。
斜角を有する鋼床版鈑桁橋では、横リブ・横桁を主桁に対して直角に配置する場合と、斜角なりに斜めに配置する場合があると思います。
その使い分け及び理由をご存知の方、ご教示いただければ幸いです。

コメント

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・製作
 部材は直行したほうが製作しやすい
・解析
 斜角が小さくなると分配効率が悪くなる
 斜角がある主桁横桁で囲まれた床版を解析するには任意系のFEMによる必要がある

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ご回答、ありがとうございました。
なお、直交と斜交との使い分けの決まりはありますでしょうか(70度?)。
なにか実験やFEMを行って決めているのでしょうか??

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・直交と斜交との使い分けの決まりはありますでしょうか(70度?)。

ご存知のように分配効率は60度程度を境にして急激に下がります

特にありません、角度が厳しくなると溶接の問題がでてきますが・・それなりに
取り合いを工夫すればよい、実績では30度以下もあります

架設・運搬・製作製・工事費・現地の状況・構造の取り合いを考慮して
問題となる部分についてスケッチを描きながら考えたらよい

・なにか実験やFEMを行って決めているのでしょうか??

応力状態が複雑なるので、疲労が問題となる物件では十分な検討が必要です
棒理論による解析結果では応力の流れが説明できない場合は
実験をしなくても3DFEMで十分な解が得られます