地盤工学会基準(JGS 1431-2003)ポータブルコーン貫入試験方法について

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 教えて頂たいのですが、「地盤調査の方法と解説」p290に記載されてる、地盤工学会基準(JGS 1431-2003)ポータブルコーン貫入試験方法について、以下の点についてどなたかご存じの方ご指導下さい。

 
 ?:測定深さ0.0mの時のコーンの位置(【測定深度0.0m=地盤高】なのかまたは【測   定深度0.0m=コーンの円錐部分が貫入した直後】なのか。)

 
 ?:「地盤調査の方法と解説」p290に記載されてるデータシートの欄外特記事項右端   にある「qc={Qrd+(m0+nm1)9.81}/1000/A」のQrdの単位( N or kN )

 是非初心者にでもわかりやすい回答をお願いいたします。
 よろしくお願いします。

コメント

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?:測定深さ0.0mの時のコーンの位置(【測定深度0.0m=地盤高】なのかまたは【測定深度0.0m=コーンの円錐部分が貫入した直後】なのか。)

後者でしょうね。コーン貫入抵抗qcの算定式を見ると分かるとおり、貫入力をコーン底面積で除していますので最低でもコーン底面が貫入しないとqcは求まりません。
また、類似した試験方法にJIS A 1228「締固めた土のコーン指数試験」がありますが、こちらはコーン先端を基準として5,7.5,10cm貫入したときの貫入抵抗力を測定するようになっています。日本道路公団基準JHS 113「現場コーン指数試験方法」ではコーン底面を基準としています。
いずれにしてもJGS 1431は深度方向のコーンの貫入抵抗を求めるための試験ですので、基準位置がコーンの「先端」、「底面」どちらでもよいと思います。トラフィカビリティを評価するような場合は別ですが・・・
?:「地盤調査の方法と解説」p290に記載されてるデータシートの欄外特記事項右端にある「qc={Qrd+(m0+nm1)9.81}/1000/A」のQrdの単位( N or kN )

単位はデータシートに対応してますので、Qrdの単位は(N)です。 /1000でqcの単位としては(kN)になっています。