路体の支持力について

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道路を施工するにあたって、来月から現地の土質試験を行う予定ですが、路体の支持力はどのくらいの数値が必要なのか教えてください。
将来的には大型車両が通る予定となっています。

コメント

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一般的な道路であれば舗装-路床-路体の構成になっており、それぞれ締固め試験を行います。
購入土は試験済みなので試験成績表をもらえば足りますが、発生土を使用する場合は締固め試験などの土質試験を行います。
舗装・路床がある場合、路体はコーン指数400KN以上(泥土以外)であれば使用できます。

ちなみに路体に敷砂利程度で大型車を走行させる工事用道路の場合は、走行台数に応じて敷き鉄板や舗装が必要になることが多いです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

日本国内の高速道路は、以下の規準で施工してきました。

盛土の規定

施工

上部路体             
一層の仕上り厚さ  30㎝以下
締固め度      γdmax×90%以上(KODAN1210〈2.5>法)
締固め時の含水比  Wopt~Wrd×90%(湿潤側)

下部路体
一層の仕上り厚さ  30㎝以下
締固め度      γdmax×90%以上(KODAN1210〈2.5>法)
締固め時の含水比  Wopt~Wrd×90%(湿潤側)

盛土材料

上部路体
最大寸法  300㎜
4760μふるい通過分(%)  ―
74μふるい通過分(%)   ―
4760μふるい通過分のうち74μふるい通過分(%)  ―
塑性指数   ―
仕様最小密度における水浸CBR(%)  2.5以上

下部路体
最大寸法  300㎜
4760μふるい通過分(%)  ―
74μふるい通過分(%)   ―
4760μふるい通過分のうち74μふるい通過分(%)  ―
塑性指数   ―
仕様最小密度における水浸CBR(%)  ―

※「旧日本道路公団『現場の手引き』昭和52年4月」より

以上