日経コンストラクション 2020年5月11日号

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日経コンストラクション 2020年5月11日号の特集記事のボックスカルバートのかぶり不足についての記事で教えて頂きたいことがあります。

この記事では道路土工 カルバート工指針が2010年に改訂された際にスターラップを配力鉄筋にかけて定着しなければならなくなったとあります。
しかし、その記載がカルバート工指針のどこにあるのか見つけることができませんでした。
記載ページがわかる方は教えて頂けないでしょうか。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ncr/18/00091/042800004/

コメント

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P122に道路橋示方書Ⅳによると書いてます。
しかし、H24道路橋示方書ⅣのP198には
「はりのせん断補強鉄筋は、引張鉄筋を取囲み、フックを付けて圧縮部のコンクリートに定着する」とあります。

なので私も主鉄筋にフックを付けて定着させてます(建設省標準図集と同じ)

そもそも大日本がなぜ配力筋に定着させるように描いたのかわかりません。

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この記事の出典元がどこなのかについては非常に興味があります.
ボックスの底版・頂版は主鉄筋にスターラップをかけているはずです.
関東地整マニュアルに書いてあるんでしょうかね?

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私も驚いて調べましたが、出典が明らかになりません。
NEXCO設計要領も、標準図集は主筋にかけた表示のままですし。(最新がH17ですが)

ユーザー suketi の写真

皆様貴重なご意見ありがとうございます。

カルバート工指針P122と下部工編P198~ を確認しました。
やはり配力筋にフックをかけて定着せよとは読み取れませんでした。
(むしろ主鉄筋にかけなければいけないように読み取れます)

私自身も主鉄筋にかけることで問題ないと認識しておりましたので、
基準が改訂されて配力筋にかけなければならないような説明に驚きましたが、
出典元が見つからずこの質問をさせて頂きました。

記事の説明が間違いのように思われますので、
日経コンストラクションに問い合わせて見ようかと思っております。

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suketi様
私もこの記事の件が大変気になっておりました。
大変お手数ですが、日経さんに問い合わせるのであれば、その結果を教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

ユーザー suketi の写真

日経コンストラクションから答頂きました。
要約しますと次のようになります。
・当該函渠はカルバート工指針に示される「従来型カルバート」の適用範囲を超過する規模であるため、
 塑性化を考慮した大規模地震(L2地震動)による設計を実施した。
・鉄筋の配置については、道路橋示方書・同解説Ⅳ下部構造編(平成14年3月)の187ページ、
 7.12中間帯鉄筋の構造細目を踏まえ、スターラップについては、最外縁の配力筋にフックをかけて定着する設計思想とした。

単にせん断補強鉄筋としてスターラップを入れていたのかと思いましたが、
塑性ヒンジ化領域における中間帯鉄筋としての機能を有している鉄筋だったようです。

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suketi様
塑性変形能を確保するための中間帯鉄筋だったのですね。
そうであれば、配力筋もフックをつけているのでしょうね。
大変勉強になりました。

わざわざ私のお願いに答えていただきありがとうございました。
大変感謝いたします。