橋が破壊されるのではと心配していますが

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某山村で、大規模土砂運搬工事が計画されています。
12年間、日祭日を除く毎日、最高で満載の10tダンプが900台弱下り、空のダンプが上る計画です。
村では、この通路である県道にある2本の1車線トンネルを2車線のトンネルに付替えることで、工事の許可を下そうとしています。しかし、この県道には、1967年(昭和42年)竣工の支間180mの1車線ランガー橋と、同時期に建設された数橋の合成桁橋があります。
私は、これらの橋が破壊されるのではと心配していますが、県に架け替える計画はありません。私の心配は、取り越し苦労でしょうか?
村役場に相談しても、埒が明かず、1車線ランガー橋の欄干を取り外して、2車線にしたいと言い出す始末です。なお、この村には、他の町と行き来する道路は、4本ありますが、冬季は、上記の県道しか通行できません。このような場合、橋の新設をお願いするには、どのような方策があるのでしょうか?壊れるまで待つしか無いのでしょうか?ご教示をお願いします。

コメント

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心配ですよね。昭和42年であれば設計荷重も今より小さいし、今まで何台の車が走っているか不明だし、相談しても藪蛇のようだし。ただ、データや証拠がないと説得は難しいのではないでしょうか?私は、ひずみ計を設置し、空ダンプを数か所において、橋梁に発生するひずみを計測し、ひずみから解析で発生応力を算出し活用した経験があります。現在も3年に1度行っています。土砂搬出が3年の周期なので。ただ、この解析費用などは、土砂搬出の業者が捻出し、橋梁管理者にデータを提出しているので状況は違いますが・・・。
村に言っても無駄でしょうし、証拠やデータがなければ、ただ心配しているだけになりますよね。お金の捻出をどこかにお願いするしか手はないのでは?一度、地方整備局に相談してみては?聞いてくれるか不明ですが。心配より行動したほうが、インフラを預かる一員なので価値はあると思います。だめでもともとですから。参考まで。

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ご教示ありがとうございます。
なお、正確ではありませんが、橋の完成から今までにも毎日10tダンプ(昭和年代は4tかもしれませんが)が50~100台ほど下り、空のダンプが上っています。

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 ランガー橋の東側にも西側にも新しいトンネルを作るんだから、線形をちょっと北側に振って、現在の橋の隣に新しい2車線の橋を設置すれば、工事中の一般通行車両にも関係ないしいいと思うんだけど、そこまで本工事以外にお金使いたくないんだと思うんだよね、JRも。
道路管理者の県としても、近年その橋の橋脚補修、塗装を施工したばかりだから、新しい橋を設置となると、無駄な予算を使ったねと言われちゃうし...。
でもこれから10年以上も、信号設置して片側通行のためにダンプの排気ガスが充満しているトンネルの中で信号待ちしていなきゃいけないのもシャレになんないよね(-_-;)
ダム下の橋なんて乗用車同士の擦れ違いだって大変なんだから、トンネルの排土使って補強土壁かなんかでとっとと洞埋めて盛土道路にしてしまえばいいと思うんだけど、これまたいつも通り国土交通省が許可しないんだろうね。おそらく。
 JRや国交省のTOPに話ができる有力な代議士でもいればよかったんだけどね。
 何の役にも立たない同調意見のみですみません。

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昭和42年当時の橋梁は、床版が薄く配力筋も少ない設計基準で設計されています。したがって、重交通の繰り返しによる疲労には弱い床版構造となっていますが、ダンプ等の大型車両の交通量増加のみの理由で、当時建設された橋梁が次々と破壊したとの事例は、いまだかって耳にしておりません。安全率を考慮して設計は行われており、この交通量で応力度が極限状態(破壊)に至ることは、施工不良および塩分等による化学的損傷がない限り有り得ないと解釈するのが一般的です。
公共事業予算が厳しい中、1車トンネルが2車トンネルに改良されるということは、他にも交通隘路があると思いますが、まずは歓迎すべきことであり、橋梁が破壊する理由がない以上、関連する橋梁の架け替えまで要求することは行き過ぎであり、トンネル改良計画そのものがお蔵入りする可能性すらあります。地元交通弱者への安全対策等、足元を見据えた要求をすべきと考えます。
なお近年、5年に1回の橋梁点検が義務付られております。そちらの結果を確認されれば安心材料になるのではないでしょうか。予算の執行順位とも絡みますが、未実施であれば点検を要求されることをお勧めします。
取り越し苦労が、行政担当者の業務執行を煩雑にし、さらには本来の道路改良の妨げとならないよう冷静で、前向きな対応を願うものです。

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投稿者様

道路関連の設計に携わる一技術者です。
工学的知識をある程度もつ中庸な立場としては、上記♯6483 さんのご意見に賛成です。

ご心配であれば、古い橋でかつ交通量が大幅に増加することを理由に、法定の5年に1回の橋梁点検だけではなく、例えば1年に1回の橋梁点検(5年に1回のものより簡易でもよい)を要求してみてはいかがでしょうか。
交通量が少ないまま5年に1回の点検ですますより、より安心できるようにも思います。

地域に住む方々にとっては当然のご心配です。
ただ、工学的に根拠がない要望に基づきインフラが更新される様な社会も、健全とは言えないと思います。

地域の皆様が安心、納得したうえで、事業の方向性が定まりますよう、応援致します。

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10t 900台弱/日 で 12年間 この程度で問題となることは考えられません
発注者に工事を始める前に損傷の程度を調査し、工事後に再調査をおこなうことを助言します