頂版、底版等のせん断補強筋について

RC配水池の設計を行っています。
破壊モードのチェックをすると、せん断補強筋が必要となります。
せん断補強筋の配置間隔として、道路橋示方書では、300mm以下、有効高の1/2以下という規定がありますが、頂版のように薄い部材では、有効高の1/2以下という規定を守ろうとすると、せん断補強筋の配置間隔が100mmになってしまいます。計算では、配置間隔が200mmでもOKとなるのですが、有効高の1/2以下という規定は満足する必要があるのでしょうか。
また、せん断補強筋の形状ですが、両側を半円形フックとした場合、施工者側より施工が困難であるという話をよく聞きます。指針では、片側を直角フックでもOKということが書いてありますが、引張側に直角フックを設けてもせん断補強としてカウントしてもよいのでしょうか。
どなたか、ご教授願えればと思います。

コメント

#6108

頂版の部材厚はもう少し厚くしてせん断補強筋が必要無いように設定したほうがいいと思います。
円形フックは、片側を直角フックにするのであれば、拘束効果を考慮して1.5倍の安全率をみたほうがいいと思います。
(計算上、設置間隔を1.5倍の間隔にして照査するということです。)道示 Ⅴ p208を参照してみてください。

#6109

、引張側に直角フックを設けてもせん断補強としてカウントしてもよい条件は 設計せん断力が作用するのと同じ状態での曲げ軸力により被りコンクリートが抵抗できる場合です・・・・道示およびコンクリート標準示方書ではコンクリートのひずみが0.0035以下の場合です