橋梁下部工に於ける沓座の円形空洞型枠について

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当方、国土交通省中国地方整備局福山河川国道事務所発注の工事をしているのですが、この度、橋梁下部工で橋台の施工を行うのでが、支承箱抜きに於いて円形空洞型枠(スパイラルダクト使用)について質問なのですが、スパイラルダクトで箱抜きした場合でも、やはり撤去が必要なのでしょうか?前回、広島国道事務所発注の際に行った場合は、撤去しなかったのですが、今回は業務支援のコンサルに問い合わせると撤去が必要と言われたのですが、スパイラルダクトだから撤去不要という考えがそもそもの間違えでしょうか?
また、コンクリート打設に於いて型枠の浮き上がり防止で溶接等で堅固に固定したのですが、固定する方法で何かいいアイデア等がありましたら、教えて頂けますでしょうか?よろしくお願い致します。

コメント

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固定する場合、沓座補強鉄筋や他の主筋、配力筋から捨て筋等を用いて
格子状に溶接で補強したいところですが、
構造鉄筋に直接溶接は出来ないので、『KSガッツ』で検索してみて下さい。

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道路橋支承便覧(日本道路協会 H16)P.238より
「アンカーボルト穴:金属製円筒などでコンクリートとの付着強度を十分確保できる場合は、コンクリート上面のかぶりを確保し、取り除かなくてもよい」

個人的には撤去不要と考えます。

(管理者さま:内容不適切であれば削除ください)

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お二人の貴重なご意見、誠にありがとうございました。KSガッツを使用して施工するとともに、道路支承便覧を拝見して、担当監督官に確認してみます。ありがとうございました。

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スパイラルダクトは型枠の扱いであり、図面に示された構造部材ではないことから、支承据え付けまでには必ず撤去しなければならないでしょう。
問題はいつ撤去するかですが、発注者が指定した仕様や上部工業者との打ち合わせ結果によって決めるのが筋だと思われます。
発注者によって、共通仕様書に記載があったりなかったりするので注意してください。

一例として、
土木工事共通仕様書(案) 平成23年3月 国土交通省
http://www.cals2.cgr.mlit.go.jp/techserv/SearchCond.do
には、

6.モルタル仕上げ
受注者は、支承部を箱抜きにした状態で工事を完了する場合は、箱抜き部分に中詰砂を入れて薄くモルタル仕上げしなければならない。
ただし、継続して上部工事を行う予定がある場合やこれ以外による場合は、設計図書に関して監督職員と協議しなければならない。

とあります。

ダクトを据え付ける際には上下の向きに気を付けてください。
逆にセットすると取り外しに苦労することになります。

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土木工事共通仕様書をもう一度読んでみます。貴重なご意見ありがとうございました。確かに共通仕様書が大事ですが、やはり矛盾している暗黙の了解等もあるのが現状ですので、協議するなり、他工事で竣工済みの工事で現状がどうなっているかなど色々聞いたり調べてみたりします。