JCI「鉄筋コンクリート構造物の複合劣化機構の解明とその対策に関する研究委員会」報告会(東京・金沢)開催のご案内

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日本コンクリート工学会では、この度下記の日時におきまして、東京と金沢にて「鉄筋コンクリート構造物の複合劣化機構の解明とその対策に関する研究委員会」報告会を開催いたします。
標記委員会では、2017年度から2年間にわたり、最新の研究成果も含めて、土木構造物や建築物で生じた複合劣化の実態を踏まえた上で、材料科学的考察も加味してメカニズムを解明し、その劣化を低減するために有効な事後保全方法ならびに予防保全方法を提案するべく、活動を行いました。今回の報告会では、複合劣化を5つの組み合わせに分け、それぞれのメカニズムと対策について、委員会の活動成果を発表いたします。皆様お誘い合わせのうえ、ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

◎開催日時・会場: *開催時間は各会場とも、13:00~16:30です。
 ・東京会場:2019年9月12日(木) 日比谷図書文化館 B1Fコンベンションホール(東京都千代田区日比谷公園1-4)
 ・金沢会場:2019年9月20日(金) 金沢工業大学扇が丘キャンパス12号館 4階イノベーションホール(石川県野々市市扇が丘7-1)
◎定  員:東京150名、金沢80名(各会場定員に達し次第締切)

プログラム・参加費・参加申込方法・受講証明書の発行方法等の詳細については下記をご参照ください。
http://www.jci-net.or.jp/j/events/symposium/20190912-20190920.html

【参加申込・問い合わせ先】
〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル12階
公益社団法人日本コンクリート工学会 「複合劣化報告会」係(担当:岡田) TEL:03-3263-7204/FAX:03-3263-2115 E-mail: okada-r@jci-net.or.jp

コンクリート床板の複合劣化(塩害と凍害)

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コンクリート診断士を受験する者です。鋼橋床版などのコンクリート構造物の複合劣化、すなわと塩害と凍害について教えてください。
凍結防止剤を散布する架橋環境、飛来塩分量が大きい架橋環境、および内在塩分が高いコンクリート配合状態において、すなわち塩害が促進される床版等のコンクリート構造物において、凍結融解環境下において凍害(スケーリング)が促進されることを文献などで見ました。
その理由として、以下のことが挙げられていると思います。(間違った解釈の場合はご容赦ください)
①塩化物イオンが高い場合、コンクリート細孔組織に存在する水の凝固点が下がり。未凍結水量が増加すること。
②浸透圧が増加すること。
そこで質問ですが、

①の場合について、塩化物イオンの濃度が高い状態ですので、構造物が凍結融解環境に置かれた場合、コンクリート細孔組織内の自由水の凝固点が下がるため、凍結しないということになり、凍害は促進されないのではないでしょうか? 
また、塩化物イオン濃度の分布が構造物内で一定でなく、構造物の表面に近い部分、かぶり部分が高い状態と思います。その部分の凝固点が下がり、凍結しないことになる。しかし、それより深部は塩化物イオン濃度が低いことから、細孔組織の自由水は通常の凝固点であり凍結することになると思います。そのあたりのことが関係しているのでしょうか?
話がそれますが、凍結により、塩分濃縮が発生し、内部に塩化物イオン濃度のピークが移動することも、ある論文で勉強しました

②の浸透圧が増加するとありますが、どのようなメカニズムでしょうか?

土木学会が発行する「道路橋床版の維持管理マニュアル」でも複合劣化について記載されていますが、このあたりのメカニズムは詳しく記載されていないと思います。
ちょうど、コンクリート診断士の受験勉強をやっております。
ぜひとも、ご教示をお願いいたします。

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