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ホーム › 圧密沈下の許容値圧密沈下の許容値
●質問:既設パイプラインが近接している場合の、補強土壁の許容圧密沈下量をどのくらいに設定するか。
計画内容:現在自動車専用道路(重要度1)の橋梁部から一般盛土部の補強土壁を設計しております。現場は近接(補強土壁から1mぐらいの箇所)してパイプラインが既存しております。
地盤状況:基礎地盤の深さ20m近い軟弱層に対して、ほとんどが砂質土層で、2m程度粘性土層があります。
圧密沈下計算結果:砂質土層(即時沈下量)が10cm、粘性土層(残留沈下量)が2cm程度です。
以上を踏まえ、パイプラインが既存していなければ、土工指針より残留沈下量30cm以内であるため、沈下に対しては問題ないという計画としたいですが、パイプラインが既存することから、即時沈下の変位も許容せず、軟弱層(20m)すべてをガチガチに地盤改良することがいいのでしょうか。ちなみに、圧密沈下以外に、円弧すべり解析も行い、無処理では安全率を下回るため、地盤改良はする予定です。なお、円弧すべりに対してのみの改良深さと圧密沈下も含めた改良深さでは深さが10m違い、工事費に換算すると億単位で違ってきます。