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ホーム › 仮設構造物 添接部の支圧応力度の考え方仮設構造物 添接部の支圧応力度の考え方
お世話になります。
仮設構造物のボルト添接部の考え方についての質問です。
『道路土工 仮設構造物工指針』に以下の記載があります。
母材がSS400で、添接部のボルトがF10Tの場合のボルトの許容支圧応力度:355N/mm2
SS400の鋼材の許容支圧応力度:315N/mm2
ボルトを支圧接合として設計する場合、ボルトの許容支圧応力度355N/mm2を用いて行うようなのですが、鋼材の許容支圧応力度の方が小さいため、315N/mm2の方で設計した方が良いのではないかと思い質問させていただきました。
既存の計算書を確認すると、どれも355N/mm2となっているので、ボルトの許容値で設計するのは間違いはないと思うのですが、どのような思想でこの数値を用いているのでしょうか。
①F10TとSS400の組合せの場合、鋼材側の許容応力度も315N/mm2ではなく355N/mm2に高まる。
②母材は軸方向に十分長く、多少軸方向に破壊してもよいと考え、添接部はボルトが耐えられるかどうかで設計を行う。
分からないなりに理由を上記の2つ考えてみたのですが、調べても正解が分かりませんでした。
どなたかご存知の方ご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
コメント
#7570 Re: 仮設構造物 添接部の支圧応力度の考え方
・高力ボルトの締め付け管理をするのであれば支圧の照査をする必要はありません
・母材とか添接板のボルト孔がφ26.5以上であるとか長円孔であれば「H23_高力ホ゛ルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針(案)」に準じて照査すればよい。
・高力ボルトの締め付け管理とかボルト孔の管理に不安があれば、提案されている弱いほうの支圧で照査するのが常識です、又、端抜けの照査も必要です。他に許容支圧応力度の条件である孔の仕上げ精度を仮設材リース会社に問い合わせて確認することです。