ボックスカルバート上の土留め壁高

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函渠の延長を短くする必要があり、どうしても頂版のウイング土留め壁高が1.4~2.5m程度となってしまう現場打ボックスカルバートがあります。
それでご質問なのですが、土留め壁高の上限というものは決められていないのでしょうか。
ちなみになのですが構造計算上は、一応持つという結果が出ております。

また、もし土留め壁高を高くできない場合ですが、一般的な対応方法等がございますでしょうか。

大変初歩的な質問で申し訳ございませんが、きっかけ的なものでも教えて頂ければ幸いです。

コメント

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あやふやな記憶で申し訳ないのですが、地覆幅をカルバート工に基づき30cm、主鉄筋をD13とした場合、高さ2.0m位まで上げられたと思います。
高く上げても制約は無いはずですが、高くしすぎると、地覆付け根のモーメントが頂版にも作用します。
頂版に作用するモーメントは、頂版配力筋に曲げ引張りが作用しますので、地覆を上げ過ぎるとこの照査をしておいた方がいいと思います。
このため、上げるとしても前述の30cm、D13までとしておいた方がいいのではないでしょうか?
その他には、擁壁の反力をBOXに作用させないように、補強盛土を乗せて短くすることでどうでしょうか。

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上限の参考になるとすれば、縦、横、方向の違いはありますが、ウイングの制限:側壁の部材厚を超えない を参考に、頂版の部材厚を超えないようにすることぐらいでしょうか。

土留め壁高を高くできない場合:補強土壁等で立ち上げる、BOX内空高を大きくする、等で対応可能です。

土羽付き盛土の場合は、土留め壁を高くし延長を短くすることで経済的になる場合が多いので、最近土留め壁高が大きいBOXの計画機会が多くなっています。