法面への現場打階段の施工について

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勾配1:5の盛土法面に現場打コンクリート製の階段を設置する予定なのですが
基準等に仕様が無いため、どのような形状にすべきか悩んでおります。
設計・施工の経験のある方おられましたらアドバイスをいただけないでしょうか。

■条件
施工場所:積雪寒冷地
設置箇所:勾配1:5の人工盛土法面
盛土高:10m
利用者:一般人
階段幅:2.5m

■悩んでことと知りたいこと
①コンクリート最低厚は15cmで良いかどうか。(鉄筋は入れるつもりです。)
②コンクリート打設はどのように行うのか。
 a.斜面と平行にスラブを打設後に階段部(三角部)を打設
 b.1段ずつ打設(時間がかかりそう)
③維持管理を考えた場合に現場打階段の選択が妥当かどうか。

コメント

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盛土勾配を1:5の緩斜面に階段を設置したことはありません。1:5とは、20%の勾配ですし、高さ10mだと水平距離50mの階段となり、階段が必要なのか疑問です。
階段を設置する目的が知りたいです。
なお、以前に公園の造成計画を行った場合、緩斜面をジグザグにスロープを設置し、高さ75cm毎に設けた踊り場を階段で接続したことはあります。

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高さ1.6m毎に3mの踊り場を設けるため、実際の階段勾配は1:3.6になります。

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補足させてください。

イメージしているのは札幌市モエレ沼公園のモエレ山です。

http://photozou.jp/photo/show/347454/86465284

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①②は公園、公共建築物、河川、の標準図にのっています
③は長期に使い、維持費用が殆ど無いのであれば 現場打ちがよい
公共に使用しない物で階段があればよいのであれば、プレキャストLブロックまたは平板の組み合わせ、間伐材と土と砕石の組み合わせ、

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市販されている標準図を教えていただけないでしょうか。

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設計の経験からですが
①厚は15cmで鉄筋はD13@300モチ網
②後打ちの踏面部(三角部)は施工困難と思われます。
③維持管理で現場打ち以外の有利な点は?
注意点として、踏面幅と蹴上げ高さの関係(歩き易さ)・排水・目地など考えて下さい。

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③についてですが、現場打の場合、打設後に乾燥収縮クラック等の補修が
必要になる可能性があるかと思います。ブロック製品であればその点が
避けられるかと思った次第です。

踏面幅は60cm、蹴上げ高さは17cmです。
斜面長で10m程度に一箇所目地を入れる予定です。

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②について(施工例)

(1)斜面をすきとり平坦に仕上げます。
(2)15cm程度の基礎砕石を施工します。
(3)10cm程度の均しコンクリートを打設します。
  このとき、蹴上げ型枠が付くところより、少し登ったところにアンカー鉄筋を埋め込みます。ピッチは適量。
(4)墨出しをして、左右の妻型枠と蹴上げ位置を出します。
(5)鉄筋を配筋するか、鉄筋金網を敷きます。
(6)左右の妻枠を立てます。セパレータで左右の型枠をつなぎます。
(7)蹴上げ型枠を妻枠と接続します。
(8)蹴上げ型枠にPコンとセパレータを接続し、(3)のアンカー鉄筋に溶接します。
  (浮き型枠とします。)
(9)型枠をフォームタイ、単管、サポート等で固めます。
(10)ポンプ車から配管を接続し、妻枠の外側に配管します。
(11)配管先端にフレキシブルホースをつなぎ、コンクリートを打設します。
(12)配管を1本ずつ解体しながら、コンクリートを打設していきます。
 バイブレーターで締固めます。打設し終わったところからコテ仕上げします。

延長が長いので、適切に目地を入れましょう。

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詳細な説明をいただきましてありがとうございます。
参考にさせていただきます。