トンネル湧水処理排水溝の埋戻し処理について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

 現在,NATMにてトンネルを施工していますが,湧水処理のため,トンネル断面の両脇を掘下げ,自然流下の仮排水路としています。(幅200~300,深さ100程度)
 覆工の際には,世彫りした仮排水路部分を埋め戻す処理が必要となり,
  ①インバートの考え方を踏襲しCoで充填
  ②ズリで埋め戻す
が考えられますが,通常どのような対処を取るものでしょうか。
①は,インバート下面を掘り過ぎた場合は,インバートと同じ材料でで充填
②はズリで埋戻し,覆工の重量に耐えうることを試験などで確認

 排水溝が覆工の直下付近にあることから,①の対処がよいと思われますが,②で対処しても十分な耐力があれば問題ないのかとも考えられます。

示方書,技術基準にも明確な解説がありません。
皆様のお知恵をお借りできれば幸いです。

コメント

ユーザー Tomoyuki Nakasuji の写真

 シールド工法が専門ですが、「余掘り」が正しいですね。
 覆工コンクリートは無筋が基本で、仮排水路部を埋め戻す材料としてずりとすると不同沈下によるひび割れが生じて漏水し易くなるためインバートと同じコンクリートの方が望ましいと考えます。ずりで埋め戻す場合は、充分な転圧が必要と考えます。

ユーザー sonoda.naoshi の写真

トンネル地山状況がわかりませんが、元来NATM工法は地山変位の収束後に覆工するものです。
硬岩質で安定した後に覆工するのであれば良質材で置き換えて施工しているようです。
近年は、軟岩質や土砂山地山で急速施工および早期閉合を図ってインバートを施工する場合が多くなっているようですが、このような場合は、覆工脚部とインバート打継目は、トンネル示方書のように入念な施工が必要と考えます。
そもそも、このような覆工脚部が湧水により軟弱化することを懸念する状態であれば、仮設排水管(Φ100〜150ミリ程度)または排水溝を設置して排水するものです。後処理を考えるとコスト的にも有利と考えます。
余掘りをコンクリートで充填することと覆工のひび割れの関係の解明は難しいと思いますが、トンネル覆工コンクリートの不同沈下を考慮するほどの脆弱な地山状況では、更に厳しい解析が必要かもしれません。