異種径の重ね継手長および間隔

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重ね継手長は大きい径か小さい径のどちらで決まりますか?また継手間隔も同様にどちらで決まるか教えてください。

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過去レス参照

http://jsce.jp/pro/node/1433

継手間隔(25Dのこと?)も同じです。

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細い方の30φでいいのですか?

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30φか25φか35φかは強度によると思いますが、
コンクリート道路橋設計便覧p.175に細い方と明記されてますので
細い方で大丈夫です。

ユーザー nomkei の写真

鉄筋径が変化するというこは、コンクリート厚さが同じでも断面性能が変化する訳です。
鉄筋径が大きい方が「強い断面」、鉄筋径が小さい方を「弱い断面」と考えますと、弱い断面部材が強い断面部材に定着していると考えられます。
したがって、弱い断面部材の鉄筋定着長さは、小さい鉄筋径によると考えてよいと思います。
イモ継ぎにならないように千鳥配置とする場合は、断面のすりつけ部と考えられます。
すりつけ区間は短くても良いと思いますので、千鳥間隔も鉄筋径の小さい方で良いと思います。

ただ、万人に説明なしに受け入れられる、「大きい方にしとけばいいじゃん。」と安全側を選択しがちですネ。

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>鉄筋径が大きい方が「強い断面」、鉄筋径が小さい方を「弱い断面」と考えますと、弱い断面部材が強い断面部材に定着していると考えられます。・・・したがって、弱い断面部材の鉄筋定着長さは、小さい鉄筋径によると考えてよいと思います。

 「強い断面」、が必要な部分で引張を受けるばあいには、その断面部分で必要な定着長が必要です。

 #2149で紹介されている 「異なる直径の鉄筋を圧縮部材で重ね継ぎ手を行う場合、重ね継ぎ手長さは太い方の鉄筋の定着長または細い方の鉄筋の重ね継手長さのうち大きい方とする」 のような考え方が理性的(合理的=科学的)考え方と呼称できるのです。
 選択すべきは単なる安全側でなく、合理的思考です。

 マア思うだけなら思想の自由ですが、そのような思い込みで物を作られてしまうと、多くの生命や失われる必然のない財物が失われることになります。出来うる限り速やかに、技術の世界から退場されることが望ましいです。