透水性舗装の表層について

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ユーザー gimon1 の写真

透水性舗装に使用するポーラスアスファルト混合物とは開粒度アスコンのことですか。

コメント

ユーザー いさ の写真

 ポーラスアスファルト混合物とは、開粒度アスコンのうちでも、特に車道の排水性(低騒音)舗装に使われる、粘度の高い改質アスファルトを使用したアスコンである…と私は理解しております。
 逆に、歩道の透水性舗装に使われる「開粒2号」といったものは、ポーラスアスファルト混合物とは呼ばない…と思います…
 詳しくは、(社)日本道路協会 発行の「舗装施工便覧」や「舗装設計便覧」に詳しく書かれていると思いますが、手元にないので確認できません、すみません。
 概要でしたら、下記が参考になるかと思います。

日本道路協会:平成18年度「舗装に関する地区講習会」資料の公開−「舗装施工便覧」
http://www.road.or.jp/event/pdf/hosou04.pdf

ユーザー gimon1 の写真

いささん ありがとうございます。ご参考にさせていただきます。
専門用語の定義は人それぞれ異なり、共通の認識を持つことが必要であると痛感します。
しかしながら、定義が明確になっていない設計マニュアルや仕様書が多くて困っています。

ユーザー いさ の写真

日本道路協会発行の「舗装施工便覧」を確認しました。
これによるとポーラスアスファルト混合物の定義は下記のとおりです。
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「開粒度アスファルト混合物」は空隙率の大きな混合物の総称であり、次のような混合物がある。

1.開粒度アスファルト混合物(13)     : すべり止め舗装や歩道の透水性舗装などに用いられる
2.半たわみ性舗装用アスファルト混合物 : 半たわみ性舗装の母体として用いられる
3.ポーラスアスファルト混合物(20,13) : 排水性舗装や低騒音舗装、車道の透水性舗装などに用いられる

ポーラスアスファルト混合物の仕様は下記の通り。

施工厚    : 4〜5cm
バインダ   : ポリマー改質アスファルトH型
粗骨材の最大粒径 : 20もしくは13mm
目標空隙率 : 20%程度
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従来「低騒音排水性As混合物」や「高粘度排水性As混合物」など呼び名が統一されていなかったものを、「ポーラスアスファルト混合物」という名称で統一したものと思われます。
以上、ご参考までに。

ユーザー gimon1 の写真

ありがとうございました。いささん。たすかりました。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

認定書に、ポーラスアスファルト混合物の混合物記号で、V-21(K)と書いてあるのですが、(K)の意味は何でしょうか。(K)がついてないものやほかの記号の野茂があるのでしょうか。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

アスファルト混合物の記号(略称)は、「アスファルト混合物事前審査要領細則」に定められているようです。
参考に、平成24年11月の、関東地方整備局のものがwebでまだ見られますので参考にしてください。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000070068.pdf

これを読むと、ポーラスアスファルト混合物は、
「標準仕様混合物種」と「国土交通省仕様混合物種」と「東京都仕様混合物種」があり、それぞれ仕様が異なるそうです。
国交省仕様のものは(K)、東京都仕様は(T)として区別しているそうです。

具体的にどのように仕様が違うのかは、私もわかりませんので、
詳しく知りたい際は、最寄りの混合所か、審査機関(たいてい各地の日本道路建設業協会の各支部が選ばれているようです)にお問合せください。