植林と水

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ユーザー 柳沢 賢 の写真

植林面積や植林した木の本数(規模)によって、どれくらいの水(地下水)が確保できるか算出できますか?

コメント

ユーザー seki の写真

 インターネットを使って多少調べてみましたが、明確なデータはどうも無いようです。
因みに、国の「健全な水循環系構築に関する関係省庁連絡会議」に関連する関係5省(環境省、国土交通省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省)のサイト内にある「こども森林館」−「森の機能」の中の豆知識では、

 裸地   79 mm/hr
 草地 128 mm/hr
 森林 258 mm/hr

が地下に浸透する解説がありましたが、算出根拠などの説明がなく真偽のほどは判断できませんでした。
 
 より詳細な内容をご存じの方は、教えて下さい。

参考までに、私が見つけたHPアドレスを示しておきます。

http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/junkan/index.html

http://www.rinya.maff.go.jp/new/kinou.html

ユーザー 匿名投稿者 の写真

脱ダム宣言がらみでは、下記がありました。

http://www.mlit.go.jp/river/opinion/midori_dam/midori_dam_index.html

ユーザー 井上 直洋 の写真

 数値解析を用いて算定する方法もあります。

 ある地域に降った雨が時間経過と共にどのように変化するかをとらえていくことを「水収支をとらえる」と呼びます。この場合、対象地域に入ってくる水は、雨、地下水、河川の水などです。一方出ていく水は、蒸発水、地下水、河川の水などです。対象地域に降った雨がその地域から出ていくまでのには、ある程度の時間が必要です。その時間的遅れの一つの要因が保水力とよばれるものにあたります。

 この水収支の解析手法としてタンクモデルというものが良く使われます。
その一例は、以下のホームページを参照してください。

  http://www2.odn.ne.jp/wacos/Tnkm520.htm

 また、富山県の庄川、小矢部川流域での解析例がありましたので興味のある方はご覧下さい。なお、この解析に用いたプログラムは、先に示したプログラムは関係ないと思います(詳細が示されていないのでなんともいえません)。

  http://www.hrr.mlit.go.jp/toyama/kasen/iinkai04/pdf/3_11.pdf

 この富山県の例では、現状を解析により再現し、この地区で・水田が減った場合、・地下水利用率が上がった場合とのように水収支が変化するかが検討されています。