第106回シンポジウム「アルミニウム建築・土木の現状と将来展望」 ~さらなる適用範囲・需要拡大を目指して~のご案内

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第106回シンポジウム「アルミニウム建築・土木の現状と将来展望」~さらなる適用範囲・需要拡大を目指して~
 アルミニウム合金は、軽量で耐食性、成形加工性に優れ、溶接も可能であるため、住宅やビルなどの建材・土木構造用材料として広く使用されています。しかしながら、さらなる適用範囲・需要拡大のためには、次世代のインフラを支える切り札として、さらにその利点をアピールしていかなければなりません。本シンポジウムでは、最新のアルミニウム建築・土木製品・構造物を紹介するとともに、構造的機能や耐食性はもとより、接合性や耐火性、ライフサイクルコストの観点から、各講師にこれまでの技術開発・施工事例、将来展望、克服すべき問題点をお話しいただきます。アルミニウム素材産業のみならず、建築・土木関係の方々にもご参加いただきますよう、ご案内致します。

主 催:一般社団法人軽金属学会
協 賛:日本アルミニウム協会、日本マグネシウム協会、日本チタン協会、アルミニウム建築構造協議会、日本金属学会、日本鉄鋼協会、日本材料学会、日本機械学会、日本塑性加工学会、日本鋳造工学会、軽金属製品協会、軽金属溶接協会、日本ダイカスト協会、溶接学会、日本建築学会、土木学会(依頼中)

日 時:平成29年11月22日(水)10:00~16:40
会 場:日本大学理工学部 駿河台キャンパス1号館2階121会議室
交 通:JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 下車徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅 下車徒歩3分、 東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅 下車徒歩5分
参加費:一般 15、000円 学生 1、000円
定 員:80名
詳細・申込先:軽金属学会ホームページhttp://www.jilm.or.jp/society/(シンポジウム・セミナー申込)よりお申込みください。
問合先:一般社団法人軽金属学会(〒104-0061 東京都中央区銀座4-2-15 Tel:03-3538-0232 Fax:03-3538-0226)

プログラム(敬称略):
10:05~10:50 1. アルミニウム建築の歴史と可能性  東京大学名誉教授 界工作舎代表 難波 和彦
 アルミニウム建築は近代建築とともに歩んだが、熱的性能の問題を解決できなかったために普及が遅れた。アルミニウム建築における熱的性能を再検証してみたい。                  
10:50~11:35 2. アルミニウム土木製品・構造物の紹介  ㈱住軽日軽エンジニアリング 大島 勤
 社会資本の長寿命化、維持・管理コスト低減への要求の高まりからアルミニウム合金製土木製品の採用が増えている。その特長と事例を紹介する。
11:35~12:20 3. 環境時代、マテリアルの可能性  東京芸術大学准教授 Arup 金田 充弘
13:20~14:05 4.  アルミニウム合金の異種金属接触腐食特性とその回避法  岐阜工業高等専門学校長 名古屋大学客員教授 伊藤 義人
 沖縄における防護柵実地調査と曝露実験および環境促進実験によって明らかになったアルミニウム合金の異種金属接触腐食特性とその回避方法について報告する。
14:05~14:50 5.  新しいアルミニウム橋の開発  大阪大学准教授 アルミニウム橋研究会技術委員長 大倉 一郎
 アルミニウム橋の歴史、部材の耐荷力、摩擦撹拌接合継手の疲労設計、アルミニウム合金土木構造物設計・製作指針の特徴、新しいアルミニウム橋について述べる。
15:05~15:50 6. アルミニウム建築と耐火構造  ㈱日建設計 染谷 朝幸
 性能設計を行うことにより、耐火性を有するアルミニウム建築は実現可能である。材料や部材の高温時データ・建築での耐火設計法概要など、紹介を行う。
15:50~16:35 7. アルミニウム合金製建築材料に対する粉体塗装  ものつくり大学名誉教授 近藤 照夫
 環境への配慮から、建築分野においてアルミニウム合金製材料に対する粉体塗装の標準化をめざした研究開発の概要を建築分野の特殊性とともに紹介する。