ロックボルトの引抜試験

ロックボルトの引抜試験について質問です。
切土の補強で施工するのですが、
グランドアンカーでいうところの自由長(移動塊の範囲)に該当する部分は、
モルタルが充填されているため、引抜時にはその部分に抵抗が発生するかと思います。
なので、引抜試験で必要な荷重は設計荷重(必要抑止力)+移動塊での引抜抵抗かと思ったのですが、
要領を読むと設計荷重のみでよいようです。
移動塊での引抜抵抗について、小生の認識が誤っているのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

コメント

#7808

設計荷重は、[移動塊での抵抗、不動塊での抵抗、ロックボルトの耐力)]の最小値で決まります。
ですので、[移動塊での抵抗]が最小となれば、設計荷重=[移動塊での抵抗](×係数)となります。
逆に[移動塊での抵抗]以外で設計荷重が決定された場合、[移動塊での抵抗]を別途見込む必要はありません。

#7814

質問者です。
[移動塊での抵抗]以外で設計荷重が決定された場合、[移動塊での抵抗]を別途見込む必要がない理由を教えていただけないでしょうか。
引抜試験をする場合、移動塊での抵抗も必ず発生するかと思うのですが。

#7817

ご回答ありがとうございます。
グランドアンカーのように移動塊での引抜抵抗を無視できるのであれば、
最弱部のみでもわかるのですが、
ロックボルトの場合は移動塊でも不動塊と同じ引抜抵抗(単位当たり)があるのではないか、
と思えてなりません。
ちなみに設計でなく引抜試験の話なのですが。