地中に埋めるコンクリート構造物の沈下について

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お忙しい所失礼致します。土木・水道設計を仕事にしている者です。
この度は地中に埋設する基礎の沈下についてお伺いしたい事があり、投稿させて頂きました。

お伺いしたい点は下記の2点です。
1.基礎の根入れによる即時沈下の具体的な低減効果。
2.基礎を地中に埋設する際、基礎の上に乗る土の重量は即時沈下に影響するのかどうか。

背景を詳細に説明致しますと、この度地中に埋設する基礎(というか、ダクタイル鉄管の分岐部を保護するための無筋のアンカーコンクリート)の設計をすることになりました。
そこで、アンカーコンクリートが諸々の荷重で沈下する事が考えられるので、それを評価して欲しい、また埋設した後はアンカーコンクリートに土が乗るので、その重量も考慮して欲しいと言われました。
アンカーコンクリートに荷重が最もかかるのは、アンカーコンクリートを天端まで埋設し、配管上側に分岐する配管などを接続した後なので、アンカーコンクリートは完全に根入れした状態となります。
根入れは沈下への低減効果があるという文献は幾つか調べたのですが、具体的にどのような計算式になるのかまでは資料を見付ける事はできませんでした。(許容支持力については、根入れによって値が増加する事は存じ上げているのですが…。)
またアンカーコンクリートの上に乗る土の重量についても、果たして考慮するべきなのか判断に迷っている所です。(上司にも相談したのですが、分かりませんでした。)
安全側を考えるのであれば、根入れの低減効果を考慮せず、土の荷重を考慮するべきなのですが、諸事情により、できる限り沈下(即時沈下)を正確に、最小に評価したいのです。
(圧密沈下については、間隙比など土の性状を調査しなければならないので、諦めています。)
知見のある方、いらっしゃいましたら教えて頂けると幸いです。

以上です。長文失礼致しました。
お手数をお掛けして申し訳ありませんが、ご対応の程よろしくお願い致します。

コメント

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建築学会の物ですが、下記の提言があります。
但しこの項目全体が第2版(2001)以降では削除されており、以降は設計者判断に任されています
現在の建築分野では、一般的には低層建物や設備基礎など浅く接地圧が小さい場合は根入効果を全く考慮しない、
深く重い(中層ビルの地下室など)場合は接地圧から排土重量の100~50%(最頻値だと80%とか2/3とか)を相殺して
沈下計算を行うのが一般的な扱い。という印象があります。

日本建築学会 建築基礎構造設計指針 第1版(1988) p149
https://arc-structure.sakura.ne.jp/cgi-bin4/src/up0009.pdf

ユーザー 匿名投稿者 の写真

掲示板に質問を投稿した者です。

貴重なご助言と資料の送付、誠にありがとうございました。
頂いた資料に記載の式を適用するかどうか、上司や客先と相談して決めたいと思います。

この度はお忙しい中ご対応頂き、誠にありがとうございました。