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文章中の”切土補強土工法”を厳密に解釈すれば、抑止対象を岩に限らず土砂も含めた(ロックボルトとは違う)工法と考えられます。
この”切土補強土工法”では、以下の文献でもわかるとおり、補強材(鉄筋)の”せん断力”は期待せず、地山と移動土塊をつなぎ止める”引張り耐力”に期待した設計となっています。
「道路土工指針のり面工・斜面安定工指針」p273〜
「JH切土補強土工法設計・施工指針」
理由としては、抑止対象を土砂と考えた場合、すべり発生時には、補強材のせん断破壊よりも先に、土砂のせん断破壊(?)が起こるため、補強材のせん断力を期待した設計は危険であると考えたためではないかと思っています。
(斜めの板の上に、豆腐をクギでつなぎ止めた状態を想像して下さい。角度を大きくしていくと、クギがせん断破壊する前に、豆腐が裂かれてすべりおちるでしょう?(^^;)
話はそれましたが、以上のように”切土補強土工法”で設計する上でせん断検討の必要はありません。岩斜面を考えられているならせん断抵抗を期待した手法も考えられますが、その場合でも、やはり最もオーソライズドされた、補強材の引張り耐力に期待する”切土補強土工法”による設計をおお勧めします。ご検討下さい。
他にご意見あればお聞かせ下さい。