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細かな部分は発注者によって考え方が違う場合があるので確認する必要があると思いますが、私の経験や私見を書きます。
また、前提条件がわからない部分があるので、過分に憶測を含むことをお許しください。
1.ここで言う試験とは、設計前の調査のことでしょうか?設計後施工前の確認試験のことでしょうか?
標準貫入試験を躯体施工直前の確認試験の位置づけで実施した事例を知りません。
また、床掘前の支持地盤が露出しない状態で平板載荷試験を実施することは困難な場合が多いですから、設計用の定数を得る目的で平板載荷試験を実施したことは私はありません。
どっちの位置づけかによって、対応も変わるものと考えます。
2.適用になる基準類は?
設計根拠となる基準類が変わってくれば対応も変わるものと思います。
私は、道路構造物の基準類しか対応したことがないので、以下「道路土工 擁壁工指針(平成11年3月)」の場合で考えます。
同指針20ページによると、地盤の許容支持力は、以下の3つの方法により求めることになろうかと思います。
(1)標準貫入試験によるN値,一軸圧縮試験,三軸圧縮試験などの結果を検討して決定したせん断抵抗角φ,粘着力cを用いて「道路橋示方書・同解説IV下部構造編」により求める
(2)平板載荷試験により直接的な降伏荷重を求める
(3)8m以下の擁壁で,現地の試験を行うことが困難な場合には表1−6(支持地盤の種類と許容支持力度)を使用してもよい
3.設計前の調査
設計前の調査であれば、擁壁工指針の記述に則った試験を実施することになろうかと思います。
現場条件により試験が困難であれば、表1−6により設計することになろうかと思います。
4.施工前の確認試験
施工前の確認試験の場合、前述の通り、標準貫入試験を実施したことはありません。
スウェーデン式サウンディングは、「地盤調査の方法と解説(地盤工学会)」によれば、建築構造物の基礎の調査で多く用いられているとのことで、土木構造物での確認事例は多くはないと思われます。
私の周囲では、直接基礎の場合、平板載荷試験で確認することがほとんどです。
平板載荷試験で確認する際も、c,φから支持力を設計している場合、道示IV pp.278-279の方法に則って、極限から土質定数を推定し、設計計算書を照査することが必要だと考えています。