片勾配及び拡幅について

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一車線で中心より片勾配を2%付与した道路に対しカーブでの擦り付け長を考えた場合の質問と、では拡幅の擦り付けはどうなるかという質問になります。
曲線での片勾配は地形上の問題もあり2%としました。

まず道路幅員は3mの路肩0.5×2で有効幅員3mの4m道路です。
この場合 中心より1.5m道路縁に向かった場所での勾配の代数差を2%-2%から(カーブ外側・内側は変わらない)
4%とし、設計速度に応じた(ここは設計速度20)擦り付け率を乗じたものが
擦り付け長と考えて良いでしょうか。

1.5×0.04×50=3.00 擦り付け長L=3.0 これは正しいのでしょうか。
そうした場合、単円であるのでBC・ECを起点とし、1.5mの場所が擦り付け長となりますか?

また、この条件で拡幅をする場合はどのような式が当てはまるのでしょうか。
R=15 設計速度 20km/h
拡幅量は最大で2.25m 単曲線による擦り付けです。
拙い文章説明で申し訳ありませんがどうぞご教授お願い致します。

コメント

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緩和区間内で擦りつければよい。
V=20km/hならL=20mが擦りつけ長
その擦りつけ長内でBC以前の区間およびEC以降の区間で拡幅と片勾配を終われせれば良い。

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PENTO様 返信ありがとうございます。

単円カーブにより道路構造令ではBC及びECを起点として1/2距離にての擦り付けとなるようです。

拡幅にいたっても緩和曲線(クロソイド)ではないので設計速度による緩和接線も少し違うのかなと思っています。
道路構造令の計算(AB=√ω2+L2-2ωRi を適用するにしてもどのように計算すればいいのか教えていただけないでしょうか。

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(AB=√ω2+L2-2ωRi などあまり深く考えなくてよいと思います。
BC,ECから外に緩和区間をとればいいのです。

理由は設計速度20km/hの道路というのは道路構造令上の走行基準に適合しない道路だからです。
どちらかと言えば、交差点基準を適用すべき設計速度で、事実そんな調子なんだろうと思います。
CLが長ければ、1/2ルールを適用しても良いですが、多分適用すれば2%片勾配区間がなくなるはずです。(=単なる山上になるだけ)

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返信ありがとうございます。

重要な要素が抜けていましたので追記させて頂きます。

この道路は工事用道路です。ですが管理用の道路とし永続的に残す物となります。
なので設計速度は20km/hとさせて頂きました。

そしてカーブが連続しており、カーブ同士で緩和区間を食っている線形になっています。
これは地形的条件およびコントロールポイントによるものです。

設計速度20km/hの緩和区間は20mと道路構造令に明記されていますが、20mの緩和区間を
まるまる使えるかと言うとそういう道路でも無いのです。
なので擦り付け長を算出する必要があったので質問させて頂いてます。
先ほどのように
L=B×Δi×1/q(2車線の場合) を使用し 擦り付け長=中心からの道路縁までの距離×勾配差×1/擦り付け率
のような形で解を得たつもりでしたがナンセンスでしょうか。

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その計算は道路縁での最小縦断勾配を示すものだったと記憶しています。

通常は緩和区間で設計しておけば上記勾配も確保されるのです。
結果的にどんな状況でも上記勾配を確保できる区間長として緩和区間を設定しているのです。

ただし、背向曲線の場合その緩和区間さえも確保できないため、その計算に至ったのでしょうから、
その計算で構いません。
ただし、拡幅に対する最小すりつけ率(これは平面的摺付けですね)も確保出来ることが条件です。

もう一点は、1ECと2BCの中点から緩和区間長(もしくはその計算)を振り分ける考え方もあり、これが適正じゃないかと思います。

さて違う視点で一つ。
管理用道路や工事用道路は道路構造令上の道路ではありません。
片勾配を必ず付さなければいけないわけではありませんし、将来管理道路となれば片勾配が返ってネックになります。
なぜなら、維持管理のため片勾配地点で停まることがあるからです。
例えば公園の管理用道路などはどんなカーブであろうと片勾配を入れることはありません。