道路縦断勾配と車両の排出ガス(CO2)について

セクション: 
|
タグ: 
ユーザー 匿名投稿者 の写真

ご教授願います。
道路縦断の設定方法のひとつの意見として、道路縦断勾配の差異(特に上り勾配)によって、車両のCO2の排出量が異なることによる損失(燃料の消費?、環境への悪影響?)と縦断を上下させることによる初期コスト縮減を比較するべきではないか?と問われました。このような場合、両者を明確に比較できるような要領というものがあるのでしょうか?勉強不足ですが教えていただければ幸いです。今回は、初期コスト縮減は軽微なものでした。

コメント

ユーザー okuyamahikaru の写真

 比較する要素が異なる場合には、単純に比較してしまうことは好ましくないと思います。

 同一要素に還元するならば、一次的には消費されるガソリンの価格で、二次的には炭素排出権取引市場の取引価格を加算すれば価格に反映できます。
(まだ完全な市場が出来ていませんのであくまでも参考価格です)
http://www3.keizaireport.com/jump.cfm/-/ReportID=42304/
http://www.ecologyexpress.com/trend/2007/20071212trend.htm

 極論ですが、人に危害が及ぶような設計はなさらないことと思います。

 例えば河川で環境に配慮した設計を盛り込む場合には、費用ではなく(程度問題ですが)別の付加価値として盛り込む場合が多いようです。同様に縦断勾配の改善の場合には投資効率で単純に比較するのではなく、走行の快適さや、環境に配慮の項目は別の独立した項目として、大きな意味で政策として配慮する項目と思います。