CPD制度とは・・・?

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私は土木学会会員なのですが,CPD制度に関して教えていただきたいことがあります.

もちろん,CPDとは継続教育制度であることも知っていますし,学会主催のCPD認定の行事に出席すると,単位がつくということは知っています.

ただ,いままで,そのような行事に仕事の関係上出席していたのですが,「どうすれば単位がつくのか」とかいったことに関してはまったくの無知でして,考えたこともありませんでした.今まではどのようにして単位をつけていたのでしょう?

コメント

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6月1日からスタートした土木学会の新しいCPD記録・登録システムに関するご質問ありがとうございます。

1.今まではどのようにして単位をつけていたのか?

    従来は土木学会が発行する「継続教育記録簿」をお求めになった方のみが、自らの種々のCPD活動を、例えば、本会が認定した講習会参加であれば1時間1単位といった本会の「継続教育制度」のルールに従って「記録簿」に自ら記入し、そのコピーを技術推進機構事務局にお送りいただくことで、学会のコンピュータに登録されるという仕組みになっていました。

    2001年4月から制度が始まりましたが、「記録簿」をお持ちの方が約5,300名(会員7割、非会員3割)、そのうち、ご自分の継続教育記録を学会に登録された方はその1割弱でした。

   
2.自動登録と自己登録の違いは?

    「自動登録」は、「学会が本人に代わって登録する」ということで、講習会などの行事で言えば、「参加の申込みをして出席すれば、あとは参加者は何もしなくとも単位の登録が行われる」という意味です。また、委員会活動も同様です。当日の出欠記録に基づき単位の登録が行われます。

    一方「自己登録」は、土木学会以外の団体が主催する講習会や委員会活動、論文等の発表、企業内研修、業務経験、自己学習等について、専用ホームページから自ら登録していただくことを意味しています。この場合には、「自己申告」が基本です。ホームページ上の登録の様式に従って、土木学会の定めた「教育形態」別に入力していただく必要があります。

    「自動登録」でも、「自己登録」でも、登録の様式をご覧いただければお分かりになるように、「主催者名」「タイトル」「教育内容」「日付」「実時間」「教育分野」「CPD単位」「備考」などの入力欄が設けられています。このうち、「教育内容」や「備考」欄はご自分で入力していただく必要があります。その意味では、「自動登録」であっても、学会が入力できる項目には限界があります。これらの欄をご活用いただき、自分のCPD活動の履歴を明確に残していただければと考えています。

    なお、入力されたCPD活動の記録を登録データとして確定させるためには、ご本人の申請が必要です。「継続教育記録登録証明書」の申請に対して、事務局では、本会のルールに従って入力されているか否かを判断します。したがって、事務局がこの確認を作業を行うまでは、ご本人による記録の修正・削除が可能です。また、特に「教育内容(学習内容)」は「証明書」の内訳表に記載されますので、是非入力されることをお奨めいたします。

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「自動登録」について、補足説明をいたします。

  「2.自動登録と自己登録の違いは?」で記しましたように、「参加の申込みをして出席すれば、あとは参加者は何もしなくとも単位の登録が行われる」ことが理想で、その方向に進めたいと考えておりますが、現実は、例えば無料の講習会があったり、当日受付のみの講習会があったり、本部や支部で対応が異なったりと、このような理想的な形には必ずしもなっていないことをお断りしておきたいと思います。しかし、できるだけ、参加者の手間を省く形でCPD記録の登録が行えるようにしたいと考えています。そのためには、学会が事務の効率化を図るために開発した「行事システム」や「委員会システム」などの個別管理システムを最大限活用し、そこからデータを入手するとともに、そうしたシステムとの併用策として、「会員証」を「カードリーダー」に通していただくこともCPD記録の自動登録を進めるためには必要不可欠と考えています。

    会員各位のご理解とご協力をお願いいたします。