CBR試験の試料採取数と試験数について

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「舗装設計便覧」では試料採取箇所数を最低3ヶ所以上と記されていますが、CBR試験もそれに付随して最低3回ということになるのでしょうか?CBR試験では棄却判定をするということで、そのような意味からも試験は3試料全てについてCBR試験を行うということなのでしょうか?例えば3箇所試料を採取してそれぞれの試料が2層存在すれば、3箇所×2層=6回のCBR試験が必要ということでしょうか?基本的な質問かもしれませんがご教授のほどよろしくお願いいたします。

コメント

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教科書的に言えば、そのとおりです。
CBR試験は、通常、1試料(試験)当たり2モールドの供試体を使うので
モールド数で言えば更に2倍ですね。
ただし、舗装区間が極端に短い場合、舗装区間で路床の土質が異なる場合、
予算が十分にとれない場合(?)、については事前に発注者と協議して下さい。
棄却検定をするだけのために3箇所で試料を採取する必要はないはずです。

モールドの容量は2,209cm3、37.5mmふるい通過試料を所定の
突固め規格でセットすると、必要な試料の質量は1モールド当たり
(4~5kg)+α です。ここで、注意事項です。

(1)37.5mm以上の礫等を多く含む試料の場合の対処方法を予め決めておく。
 1-1 ふるい分けで全て除外する→CBR値は思ったほど高くない結果となる
 1-2 極端に大きいものは除外するとして試験を実施
    →それなりのCBR値。ただし、規格のとおりではない。

(2)逆に、非常に軟らかい粘性土等には本来適用できない。
「試験法」の解説には、CBRが2%より小さい軟弱土は試験誤差が大きいので
コーン指数試験方法等で評価する、とあります。
具体的な評価方法は記載がありません。。。
CBRは%表示なので、CBR=1%とCBR=2%の差は、数学的には「誤差の範囲」です。