表層安定処理における改良強度について

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ユーザー 匿名投稿者 の写真

クレーン等重機足場確保のため、施工基盤の表層安定処理を計画しています。
土質定数やコーン指数試験等から必要改良厚さの算定は出来るかと思います。
セメント改良により得られる改良土層の支持力は、配合試験にて確認する方法しか
無いのでしょうか?土質定数等から支持力を想定することはできないのでしょうか?
よろしくお願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

機械化建設協会のクレーン等支持地盤養生マニュアルを参照されたい

ユーザー 阪本 廣行 の写真

軟弱な土をセメントやセメント系固化材で改良する場合、土の種類によってある程度強度発現の傾向はありますが、土の中には有機物や水分その他セメントの反応に影響する様々な不純物が含まれ、また、土を構成している粘土鉱物の違いなどによってもセメントの反応性が異なってきます。礫と砂だけのコンクリートと違って、土の場合は様々な要因が重なってきますので同じような土であっても強度が大きく異なることがあります。したがって、事前に配合試験を行い、固化材添加量と強度の関係を確認しておく必要があります。
 また、改良する土によっては、セメントおよびセメント系固化材による土質改良で六価クロムが環境基準値を超えて溶出する可能性があり、事前に配合試験を行い、強度試験の供試体による六価クロムの溶出試験を実施するように国土交通省の通達が出ています。http://www.mlit.go.jp/tec/kankyou/kuromu.html
 セメント改良に関しては、セメント系固化材による地盤改良マニュアル((社)セメント協会)が参考になります。