災害復旧の河川中心線について

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県河川(W=5m)の災害復旧計画をしています。
その際の河川中心線の決め方についてご意見下さい。

地すべりによる河道閉塞のため、原位置復旧はできず、
ショートカットにすることになりました。
その際、地形上は、河川の曲率半径がやむを得ず河幅の5倍(=25m)未満と
なってしまいます。ただし、被災前の曲率半径は20m以下であることがわかっています。

このとき、地すべりの末端をカット(=地すべり対策費増加)してでも
基準の「河幅の5倍(もしくは10倍)」を守らないといけないのでしょうか。
もしくは災害復旧であることから、現況(R=20m)程度で復旧することでよいのでしょうか。

なまじ原位置復旧ができず付替え復旧となったため、基準通りとすべきか、
現況見合い復旧とすべきか悩んでいます。
ご教授下さい。

コメント

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前後の状況(その地域の河川全体を考慮して)、復旧する位置の状況、復旧費用、将来河川管理をするにあたり問題点の予測・・・など総合して考えることでは。

その部分だけに拘っても意味無いですし、此処野部分だけ解決すれば全体が良くなるなら拘るべきですし、と言っても予算が幾らでもある訳ではないですし。

同じ金かけて、他の部分の改良のほうが効率がよいのだったら拘る意味無いですし。

つまり、取り敢ず一番安く挙げる方法、改良案1、改良案2、・・・それぞれの差額分を他に使って改良案以上の効果があるのかを比較して・・・今どこに投資するのかを考えるのでは。

言うのは易しくて、実行するのは大変ですが・・・

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一般的な「改良計画」ではなく「災害復旧」です。
「負担法」上の制約を受けるので、合理的ではない(この部分だけの
復旧を求められたりする)、災害復旧特有の判断を求められるので、困っている次第です。
ご教授下さいませ。

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災害については現況復旧なのですが、それは機能復旧のための現況復旧なので現状(地すべり発生後)の状況下での機能復旧と考えれば投稿者の意見でありだとは思います。
しかし、最終的には査定官の判断になりそうです。
回答になってなくて、すみません。

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例題で考えてみましょう。

簡単に現況復旧出来るならなにも問題がない訳で・・・之をX案

暫定的な河道確保案をA案

A案だと河川流下能力が満足しないので例えば
地下掘削バイパスによる能力確保案を改良案1
上流の堤防嵩上げを改良案2
調整池設置を改良案3
などと計画します。

この様な改良案で河川が機能を満足し予算として妥当性があるかを検討する訳です。
マアここでは為にするために仮定していますので・・・例えばX案が百兆円かかるとします。そう考えるとX案を採用する人は現状ではいないはずです。
また、復旧場所直下にA案の流下能力と同等の隘路が有れば改良案にはそれほど意味が無い訳で・・・
極端な話・・・余りにも予算が掛るなら・・・復旧しないという選択もあり得ます。

復旧しないという極端な選択は河川では滅多にありませんが(新潟地震時の山古志村では有ったはずです)道路などでは良くある選択です。

災害だから特別という考え方でなく、今できる選択の中での優先順位を考えることは常に必要な行政判断でしょう。