主筋と配力筋の配筋について

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配筋について質問です。一般に主筋の外側に配力筋(配力筋が外側)かと思いますが、床版などでは主筋が外側になっています。また、ある建物(浄化センター)の底版でも主筋(太いので主筋だと思いますが)が外側に配筋されていました。このように主筋が外側に配筋されるのはどういった場合なのでしょうか?

コメント

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・RC構造物の基本は配力筋が外側です
Q:このように主筋が外側に配筋されるのはどういった場合なのでしょうか?
A:許容応力度法で設計される部材で材料ミニマムの経済性設計であれば
鉄筋が出来るだけ外縁に近いほうが抵抗断面が多くなります・・・つまり
部材厚を小さく出来るからです

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上記の通りです。
しかし、最近L型擁壁などで、外側に配力筋を設置する場合もあります。
そして、施工業者サイドから考えると、設計では考えてくれない組立筋が、配力筋が外側の場合、組立筋がいりませんので便利です。

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すみません。
訂正します「・RC構造物の基本は配力筋が外側です 」とありますが、鉄筋計算から考えると、主筋が外側の方が、有効断面がおおきくなるので、経済的断面で計算できるのです。

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絶対に外側に配力筋がなければならない場合を考えると、自ずと答えが見えてくるのではないでしょうか? 繰り返し大変形を受けるような柱では、帯筋は外側。
「配力」やひび割れ幅の抑制が主目的なら、どちらでもかまわない。などなど。

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皆様、ご意見ご回答有難うございます。質問をした者です。材料ミニマムの経済性設計によると主筋がなるべく外側にあるほうが良いと言うのは良く分かります。しかし、主筋に均等に外力などを伝えるという配力筋の役割を考えると床版(私が現在見ているのは張り出し床版ですが)上面の配筋で主筋が上にあると言うのが良く分からないのです。荷重が作用したら主筋に均等に伝えるために配力筋の方が上にあった方が良いのではないでしょうか?また、浄化センターなどの底版で主筋が外側にあるものなどやはり理解できません。設計というのは教科書的な資料(大学の教科書など)を読んでもなかなか理解できません^^;

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・貴方の考えが正しいのです(配力鉄筋を一番外側にすると言うことは、作用荷重を
最初に配力鉄筋で分散するという役目もあります)正しいと分かっていても、床版や
その他の壁・・版構造は 過去からの設計方法と配筋方法をいまさら変える分けにはいかない・・・実際にそのような背筋方法で設計され長年使用されてきている・・配筋方法が直接問題となったことはない・・・又床版等は疲労および破壊実験等によっても
耐久性は十分確認されている

・ま-おかしいと思って変更されたいと思えば、上記に書かれているようなことを
覆す非常にパワーがいる作業が必要でしょうね・・・実務者はあえて無駄な努力を
しないだけです。

・近頃は別の考えを持ち出して・・材料最小ではなく、配筋作業がやりやすいことで
労働力を最小にするほうが経済的だと言う・・政治的な配慮もある
・・以上から配力鉄筋を主鉄筋の外側に配置する方法にかえている構造もあります

但し、床版は出来るだけ主構造に影響を及ぼさないように薄くし軽くしたい・・経済
的に設計したい・・・他の構造との競争力の確保

・処理場等では・・・使用できる空間をできるだけ大きく取ることが要求されますから
壁は薄ければ薄いほうがよい。
**と言ったように・・理想的なRC構造という学問・・だけでは話がつきません

まーがんばられたら良い・・・

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ご意見有難うございます。考え方としてそんなに間違っているようでもない事が分かり安心しました。これからも配筋状態など気にしながら頑張っていきたいと思います。

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・少し勉強されるのであれば以下のような本を一度読まれたい
 1.コンクリート構造物の配筋とそのディテ-ル 泉・秋元 技法堂出版
 2.コンクリート構造物の配筋              JR総合研究所
 3.レオンハルトの鉄筋コンクリート講座?昭和61年5月第二版鹿島出版会
 4.コンクリート構造物の配筋標準            首都高速
 5.施工管理指針・・・・・・・・・・・・・・・・・・建築学会

 2.4.5は実務に使用されるものです・・・1.3.は力学も記述した参考図書です

・・・他にも多くの図書がありますが、手元になければ 図書館等で見られたい。