仮締切した橋台のアプローチ部

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道路橋示方書「橋台背面アプローチ部」について質問です。どうぞよろしくお願い致します。

仮締切を用いて橋台を構築する場合、裏込土の施工は仮締切の範囲内に限られるため、必要な橋台背面アプローチ部の範囲が確保できません。
アプローチ部が確保できないなら、通常の設計では「橋台に仮締切を用いることは不可」なのではないかと考えているのですが、いかが思われますでしょうか。

いろいろなご意見をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

コメント

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あれは何もないところに盛土して作る場合の規定なので、堀込河道とか河川堤防に設置する場合は、必要な範囲で施工すればいいと思います。
現地盤を必要以上に傷めるのは良くないです。

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JJレートさんどうもありがとうございます。
土砂の自立性が「現地盤≧埋戻し」であれば良いのですが、仮に現地盤が非常に弱い場合(N値=1~2など)ですと、問題になるかと心配になった次第です。
重箱の隅をつつくような心配かもしれませんが・・・

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>重箱の隅をつつくような心配かもしれませんが・・・

 地震時に橋本体の損傷よりも橋台背面の段差により通行が困難となるケースもあります。
 『橋台背面アプローチ部は、一般の盛土よりも構造の設計、材料の選定、施工等に関して特段の配慮が必要』

 路線の重要度、投資効率など総合的に、つまりケースバイケースであり、一概に不要などと断定できません。

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JJレートさま
堀込河道に逆T式橋台を作るときを想定して書きます
橋台の設計計算では、背面土の定数をγ=19kN/m3、φ=30°として計算をすることが多いと思います。
しかし、橋台周辺を矢板で囲った場合、底版上はこの定数になりますが、土圧が作用する多くの範囲は、現地盤の定数となります。
同業他社含め、私のまわりに聞いてみましたが、このようなケースでも、一般値(γ=19、φ=30°)としているのがほとんどでした。
実際と合わないので悶々としています。
設計計算では、一般値としていますか?地山の定数としていますか?

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自分は一般値(γ=19、φ=30)でやってます。
入力しようにも電算で多層地盤に対応してるのはないですよね。
手計算で出せなくはないですが。

上部工出身者としては、下部工の粗さに最初は戸惑いましたが、
自分だけ「いい子」になってもしょうがないと割り切ってます。

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質問理解していないかもしれませんが、アプローチ部の盛土と仮締切の相関性はないと思います。
仮締切はそうしないと水の影響で施工できないからするのでしょうし、アプローチ部は盛土材の滑り面以上の部分は特に管理注意するということです。
管理注意というのは、土のc、φ、性状が適正である材料で施工するという意味です。

現実を想定した場合、締め切り部は垂直に盛り土されて終わるが、その上層部はアプローチ角で盛り土されるため、双方の施工分岐線(水平)で、アプローチラインから外れたガッキ(要するに管理注意区間に管理外土砂が残る)が出来るということへの懸念かなとも感じます。
ただ、それも施工配慮すれば何とかなるのではないかと思います。

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皆様ありがとうございます。
いろいろなご意見を聞けて大変参考になります。

当方で想定したのは、現地盤が高く(パラペット天端以上あるような)、オープン掘削が広範囲になるのを避けるための仮締切(親杭横矢板でも)を考えておりました。

ここで、現地盤の高さ・性状、路線重要度など、条件は様々ですから「ケースバイケース」で対応するというご意見に納得しているところです。

やはり軽視してもいけませんし、「橋台に仮締切を用いることは不可」などと断定するのも頭が固い証拠かと思いました。

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現道上の橋梁架け替え工事なら、そのようなケースはあります。というか、これしかないだろうと思っています。
ただ、アプローチ部分の施工不良で旧橋に影響がなかったのであれば、アプローチ部分は気にしなくてよいです。
経験上、大体において気にしなくて良いケースに収束するのがほとんどです。

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penさんありがとうございます。
皆様のご意見を伺っているうちに、だんだん考え方がまとまってきました。

現道上橋梁架け替えのようなケースの場合は、
現地盤は埋戻し土よりも安定している。→ 現地盤を必要以上に傷めるのは良くない。→ アプローチ部を無理に確保する必要はない。と説明できそうです。

そうでない場合(現地盤が軟弱など)は、アプローチ部の確保を優先して計画を立てることも視野に入れていこうと思います。