補強土壁の単重について

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ユーザー yayamama の写真

ジオテキスタイルを使った補強土壁工法で施工するのですが良質な材料が工区内で入手できない為、固化材を用い土質を改良して設計定数を満足させることにしました。強度的な問題は満足するのですが単重(γt)を満足さすることは出来ません。3KN/m3程設計定数に満たないのですが工法として何かあるでしょうか?また、シートの長さ等で3KN/m3程度の不足は補えるでしょうか?設計には素人な者ですからどなたかアドバイス頂けたら幸いです。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

γ=3KN/m3とは又小さなあたいですね--ありえないよう値だと思いますが

ユーザー 大村 の写真

ジオテキの安定性は、主に土の単位体積重量と内部摩擦角および粘着力(粘性土のみ)の組み合わせで決まります。そのため、それぞれすべてが設計値を満たさなくても、一つの指標が大きく上昇すれば、単位体積重量が満足していなくとも全体として安定することもあります。
固化剤による処理をされたということであれば、その改良後の値(内部摩擦角?)と、現在の単位体積重量値を用いて、安定の照査をされてみてはどうでしょうか。
3kN/m3は、設計値からの不足値ですよね?

ユーザー nomkei の写真

当初設計の土質定数を満足するように計画なさっているようですが、メーカーで安定計算させた方が早いと思います。土の三軸試験を行って、粘着力と内部摩擦角、単位体積重量を求めれば、安定計算して、ジオテキスタイルの長さを計算出来ます。三軸試験は外注で数万円、安定計算は見積もり段階でも無料でやってくれると思います。粘着力、内部摩擦角が小さくてもジオテキスタイルの長さでもたせることが可能ですし、単位重量が軽くても、外力が小さくなって安全率が上がることもあります。ただし、上載盛土も同じ材料という条件ではありますが。

ハナから未改良ではもちそうに無ければ、改良土の三軸試験も行えば良いでしょう。改良によって、粘着力の増加が期待出来ます。粘着力は期待しすぎると危険なようですので、C/2とすることが多いようです。ジオテキスタイルを長くした方が安いか、盛土材を改良した方が安いか、経済比較になると思います。

なお、ジオテキスタイルの材料によっては、耐アルカリ性が小さい材料もあるようですので、選定には注意が必要です。