落石防護柵のタイプ

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急傾斜地崩壊防止施設の点検にて気になる事がございまして、どなたかご教示くださればありがたいです。
昭和50年代前半の以前の防護柵と、それ以降の防護柵では材質及び設計の基準に違いがあるのでしょうか?
古い(概ね昭和50年代前半以前の)防護柵は、基本的に高さも低く、網は金属がビニールでコーティングされたような材質で劣化が激しく、支柱についても根腐れが目立つように感じます。
急傾斜地崩壊防止施設の損傷の傾向をまとめるにあたり、そのくらい昔に設計基準や使用材料の変化があったのであれば、補修対策の一つの傾向・目安になるかと考えております。
よろしくお願い致します。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

防護柵とは落石防護柵のことを指しているのだと思いますが、おそらく設計の考え方は変わらないと思いますが、設計思想が違うのだと思います。
設計思想とは、例えば想定する転石の大きさ・・・50cm角のものはあるが、頻繁に落石しているものは20cm角だから、これを設計条件としたとか。
跳躍力や衝撃エネルギーの算出は今も昔も変わっていないと思います。
私も過去の落防柵が低いのは感じていましたが、設計思想の違いだろうと深く考えたことは無かったです。
そのなかで、50年前の考え方は分からぬが、現在規準に準拠していないからリニューアルするとか、ワイヤーロープの耐用年数を考えればワイヤー取替えもしくはリニューアルとか、技術者思想も重要ですが発注者思惑も重要です。
打合せを経て折り合いの付く地点を見つければ良いと思います。
ただ、支柱の根腐れがあるなら、それは既に落石防護柵としての機能をなしていないのは明らかです。
重力式擁壁を再利用するかどうかについては、今後の耐久性も含め、使えるなら使うといった感じだと思います。非破壊試験で支柱根入れなど分かりますから取り壊し位置を探るのもさほど難しいことではないですね。

ユーザー 匿名 の写真

ありがとうございます。設計思想ですか、そうですね、後々調べてみたのですが、昭和57年に急傾斜地崩壊防止工事技術指針が発刊されたようなので、その前後でもその思想の考え方が違うのかもしれないと思いました。(だいたい施設をみているとそのくらいの年代を境に、明らかに高さが低かったり材質に疑問があったりするものがありますので)。色々と総合的に考えて所見をまとめたいと思います。
ありがとうございました。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

年を追う毎に安全基準は上がる方向に進みます。
ただし、落石防護柵のようなものは、事象、いわゆる施設外に落石が落ちてきた事実があり、ゆくゆくは第三者被害を招くと言う恐れがあるならリニューアルする方向に向かうのだと思います。
橋梁のように、過去の地震のたびに落橋したときの被害をシュミレーションし、国家損失や経済損失指数に応じて耐震補強を施していくものとは少しニュアンスが違うのだと思います。
道路橋示方書はこの30年間で5回改訂されています。土工指針についても10年サイクルで改訂されています(落防は斜面安定工指針だったと思います)。
改訂というのは、自然事象や社会情勢、新技術や新素材によって変わっていく事がほとんどです。
ただ、落防に関しては、コンクリも鋼材もワイヤーも昔から品質が上がった事は無いと思います。コンクリに至っては現場練りの技術は優れていたと感じますし、昔の構造物が相変わらず形を保っているのは現場での技術ゆえの事と思っています。