擁壁に作用させる群集荷重について

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道路設計初心者です。
現在歩道部の土留のために擁壁の設計を行っています。
群集荷重について教えていただきたいのですが、基準書と国交省の標準図を確認したところ、
・道路橋示法書:5.0kN/m2
・国交省の標準図:3.5kN/m2となっていますが、何故異なるのでしょうか。
勉強不足で申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

擁壁の基礎となるものは土工指針で、これが3.5kN/m2となっています。
橋梁の基礎となるものは道路橋示方書で、これが5.0kN/m2となっています。
該当する指針に合わせて設計計算すれば良いです。
双方の違いを考えてもあまり意味があるとは思えません。
このような事は他でもある事です。道路系と農業道路系ではコンクリ比重が違うなどあります。
何故違うよりも、何を用いるのが妥当なのかを考えた方が良いです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

設計便覧でも、擁壁背面の荷重は3.5kN/m2、擁壁タイプの張出し歩道は5.0kN/m2と区別されています。
よって張出し構造なら5.0kN/m2と考えていますが、是非理由を知りたいものです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

なぜ異なるかまでは言及できませんが、道路橋示方書でも「床版の設計」=5.0kN/m2と「主桁の設計」=3.5kN/m2(支間長に応じて補正あり)で2種類の値が出てきます。
土留擁壁の設計の場合は、土圧の算定時の上載荷重をいくら見込むかということだと思うので、どちらかというと下部構造編を参照することになると思いますが、下部構造編の土圧算定の項には10kN/m2の表記しかありません。
そういったもろもろのことを踏まえ、標準設計では歩道部 3.5kN/m2と決めているのではないかと推察します。張出床版の場合は、土圧の算定ではなく、部材の設計に用いる荷重になるので、5.0kN/m2としているのではないでしょうか。