コンクリートの締め固めについて

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コンクリートの締め固めについてお教えください。

「コンクリートを2層に分けて打設する場合、バイブレーターを下層のコンクリート中に10cm程度挿入する。」
とありますが、それ以上たとえば20cm挿入するとコンクリートに悪影響があるのでしょうか?
又、10cm程度の根拠はあるのでしょうか?

よろしくお願いします。

コメント

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締め固めにおけるバイブ貫入量の主旨は、層間の馴染みを良くするためです。
10cm程度貫入すればその目的は達成されるという経験則が根拠だと思います。
もしかすると、過去に試験をしているのかもしれません。(挿入間隔のことも踏まえると試験してるとは思えないですけどね)

20cm貫入しても効能としてはさほど変わらないのだと感じますが、バイブ締固めと言うのはやり過ぎても材料分離を招くのでダメです。
視点を変えれば、2層目のバイブで1層目底面までやることになれば明らかに良くない事は分かると思います。
その辺の頃合いが10cmであって、根拠や変更したことによるメリット、デメリットなど考える必要もないのだと思います。

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コールドジョイントの防止として、下層との一体化を行うための標準として10cmということだと思います。
実際の施工で柱状の構造物の打設を行う場合、5m以上の高さからバイブレータをぶら下げて締め固めを行うとなると10cmにこだわることは難しいと考えます。
テープ等で目印をつけて高さを管理しても20~30cmの誤差は出ると思いますし、こだわりすぎると長さが足りず、却って締固め不足を招く恐れがあります。
現場では10cmより大きく50cm以上も余分に貫入させたりしていますが、型枠への側圧が少し大きくなっている可能性はあるものの見た目には不具合は見られません。
やりすぎる必要はないと思いますが必要十分な締固めを行わないと悪い結果がついてきますのでご注意を。