コンクリートライブラリー107 P205

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コンクリートライブラリー107電気化学的防食工法設計指針(案)p205表2.1.1について、気が付いた点あるので投稿します。
表は照合電極の換算表です。各値はS47年発行の金属防蝕技術便覧(日本学術振興会)を参考にしているようですが、飽和塩化銀電極の25℃の飽和甘こう電極の値は、0.0466Vではなくて、−0.0456Vです。+/-と小数点以下3桁目が違っています。+/-誤記は91.2mV換算値が間違うことになるのでお知らせしました。
なお、飽和塩化銀と飽和甘こうの電位差は、H12年発行の腐食防食ハンドブック(腐食防食協会)では-0.0487V、S60年の電気化学便覧では-0.04312Vです。文献により若干値が異なるようです。おおむね-0.045V(-45mV)の差があります。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

 電気化学的補修工法研究小委員会で委員長でありました京都大学 宮川豊章です。
 ご意見ありがとうございます。ご指摘のとおり、飽和塩化銀照合電極は、飽和甘こう照合電極を基準とすると−0.0456V(−45.6mV)です。 電気化学的防食工法 設計施工指針(案)の作成時には、S47年発行の金属防蝕技術便 覧の値を参考に致しました。製本化のどこかの段階で転記ミスがあったようです。
 また、腐食防食ハンドブックでは−48.7mV、電気化学便覧では−43.12mVもご指摘のとおりです。電位測定の際には、照合電極の内容物と測定対象の環境との間に、液間電位差という誤差を生じます。したがって、測定方法によって数mVの誤差を含んでしまいます。
 電気化学的防食工法設計指針(案)においては、他の照合電極値も金属防蝕技術便覧を参考にしていますので、−0.0456Vを用いるのが良いと考えます。
 なお、今後、発売するものにはご意見を反映した正誤表を添付する予定です。