塩化物イオンの拡散予測式の誤差係数の求め方

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コンクリート標準示方書「維持管理編」に塩化物イオン拡散予測式があり、「点検結果から得られた塩化物濃度分布を解14.2.2で回帰分析して求めてよい」となってますが誤差関数erfが未知数ですがどうしたらよいのでしょうか?

コメント

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土木学会,鋼構造委員会,鋼橋床版の調査研究小委員会から平成12年10月に発行された,「道路橋床版の新技術と性能照査型設計」の p.307 に床版鉄筋位置の塩化物イオン濃度を算出した例を掲載しています.ここでは誤差関数にヘイステイングの近似式を用いています.
最初の2項(2項までの係数も表示しています)で工学的に十分な精度が出ています.参照ください.

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Error関数は、前の方のコメントのように級数展開する近似式があり、岩波全書244数学公式3特殊関数(初版第17刷1982)の3章初等関数にγ(ガンマ)関数に展開する方法が記載されています。Erf(x)=2/Sqrt(PI)*1/2*γガンマ(1/2,x)
ガンマ関数の級数展開も同書の1章に記載されいます。これより電卓があれば計算可能です。

またMicrosoft Excelのワークシート関数にも定義されています。詳しくはExcelのHelp参照下さい。

ERF(下限,上限)