効果的な押さえ盛土の方法について教えてください

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

効果的な押さえ盛土の方法について教えてください。
山の斜面に仮設道路(W=4m)の盛土(盛土材は礫混じりローム、盛土高10m)をおこないましたが、盛土材の中腹にはらみが生じました。
そのための対策として押さえ盛土を実施します。あくまで仮設ですので施工業者の判断で実施しますが、効果的な押さえ盛土を実施するためにはどのような形状にすればよいのでしょうか。また、簡易的な計算方法があればご教授願います。土室関係に関しては、経験があまりなため諸条件については省略させていただきますが、簡単なことでも良いのでよろしくお願いします、

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

変状等からはらみだし機構を把握
→適切な土質定数を設定
→円弧滑りによる安定計算により押え盛土位置、形状決定。

それにしても施工業者の判断で実施って・・・

ユーザー Okunishi Kazuo の写真

コメント#4703の補足です。「経験があまりな(い)ため諸条件については省略」という,余りにも軽い「乗り」にはあきれてしまいます。押さえ盛土が斜面下方であらたなはらみ出しを引き起こすこともありますから,決して安易に考えないで下さい。ご質問のはらみが斜面のすべり破壊の反映であることは認識しておられるでしょうか。そうでなければすべり破壊に関してきっちり勉強して下さい。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

今回の質問の内容に基本的なことが抜けており大変失礼いたしました。
ただ、安易な気持ちで質問したわけでなく、ただただわたくしの無知なところが原因であり反省しております。
一般的に押さえ盛土は、仮に盛土の土量が決まっているならば、、薄く高く盛るか、厚く低く盛るのかどちらが効果的か知りたくて質問させていただきました。

ユーザー FK の写真

降雨等による影響について言及されていないため、除外するとして
中腹にはらみが生じているのなら、盛土のc,φが低いためにすべり破壊を起こそうと
していると通常は考えますが、この状況で法面下部の作業を行うのは危険では
ないでしょうか?
大型土のうによる対策や親杭・矢板による対策も検討に入れてはどうでしょうか?
(法面下部に全く行かないで対策は不可能かもしれませんが・・・)

同じ土質材料で押え盛土を行うのであれば、薄く腹付けしてもあまり意味はないでしょうが、厚く低く盛っても、すべりに対する抑止にならなければ意味はないですよね。
すべり面を想定してから、効果的な押え盛土の高さを設定して下さい。
後は、安全率を満たして、かつ経済的な形状をトライアルで決めてはいかがですか?

※状態によっては、緩んでいる部分は一度除去した方が良いかも知れません。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

あるホームページに下記の内容がありました。
非常に気になるのですが、何か分かる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

「切土工事中に発生した現場に施す押え盛土は、すべりの末端がのり尻部に出ている
ときは、押え盛土の幅を広く施工するよりも、高さを高くして天端の狭い三角形に近い形ののり面に持たれかかるような形状としたほうが、同じ土量であれば、効果が高いように思いますがどうなんで
しょうか。若いころに、現場の人に、そのように言われて、とにかく応急処置で、限られた土量しかないときはいまだにそうしているのですが、本当でしょうか、うそでしょうか。」

ユーザー 匿名投稿者 の写真

一般的にどちらがきくかと問われると、同じ土量であれば、
すべり面の上により多くの盛土を載せた方が、すべり面の前に薄く載せるよりは、
効いてくるものと思われます。
よって一般的には、すべり面の上により多くの盛土を載せる→天端を高く盛る
ことが効果が高いのでしょう。

しかし、これはすべり面土塊、すべり面の形状、押え盛土の詳細形状によって
大きく異なり、反対に効かないケースも十分考えられます。

上記のリスクを考えると、大昔ならまだしも今の時代であれば、
精度は悪くともある程度の安定計算を行って決めるのが筋でしょう。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

そのようなケースで、押え盛土の幅を広く施工すると、既存のすべり面の末端は盛土内で受動破壊(45°-φ/2の角度で)を起こして応力解放しようとします。この破壊角の下側の盛り土は死盛土となり、効果に寄与できないから効率が悪いと言われているのです。