橋脚主鉄筋継ぎ手位置の変更について

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高さ約30m(フーチンク゛3m)橋脚工事の計画を行っています。
設計図書で主鉄筋の1回目の継ぎ手位置がだいぶ高い位置(フーチンク゛天端より8m程度)となっていることからフーチンク゛施工時に主鉄筋のブレ止め対策として比較的大がかりな仮設が必要となるため継手位置を変更しようと思います。
出来れば主筋のブレ止めの必要が無い程度、フーチンク゛天端より1.5m程度上にて継手を行いたいのですが、よく教科書なんかにある『継ぎ手は出来るだけ応力の大きい断面を避ける』を考慮すれば、当然橋脚下端に近づけば近づくほど応力は大きくなるわけで。
実際に施工効率向上を目的に橋脚下端に継手位置を変更された実績をお持ちの方はいませんか?また発注者への協議の際、上述の『出来るだけ〜避ける』に対してどのようなスタンスを取ったのでしょうか?
よろしくお願いします。

コメント

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道示V耐震設計編p169では、
「塑性化を考慮する領域では、原則として
 軸方向鉄筋の継手を設けてはならない」と示されています。
(塑性化する領域は橋脚下端から、塑性ヒンジ長の4倍の区間です)

私も施工者ですので、そうしたい気持ちは良く分かりますが、
あまり安易に継手位置を下端に近づける提案は難しいと思います。

ちなみに、どうしても橋脚下端に継手を設ける場合は、
鉄筋定着・継手指針[2007年版]に準拠した照査が必要です。

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現地条件より塑性化を考慮する領域での継手を行う必要があります。
『鉄筋定着・継手指針』(が手元にありませんので・・・)では
概略で構いませんがどのような照査を行う必要があるのでしょうか?

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継手位置をフーチング内にして解決できた場合もある