被圧層中のN値の信頼性

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ユーザー kuminyo の写真

お世話になります。
被圧層中にボーリング掘進し、その中で標準貫入試験を行った場合、得られたN値は信頼できるかどうかをお尋ねします。
地表下20mに厚さ3m程度の粘土層が分布し、その下部の礫混じり砂層が被圧していいます。
・この被圧している礫混じり砂層で標準貫入試験を行い、得られたN値は、果たして信用のおけるものでしょうか?
・ボーリング孔の口元からは水がジャボジャボ出ている状態です。つまり、地面の中ではボーリング孔に向かって水の動きがあります。こういう時、その水の流れ出地盤に緩みや乱れが生じるでしょうか?
・仮に、水頭高さまでケーシングを立ち上げ、水の動きを無くしたとしたら、N値は信用おけるものとなるでしょうか>
どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

被圧水中でのN値

 実際にボーリングをやっている人たちはあまり気にしていないようです。
しかし、被圧水があって孔口から水が出ている状態では、次のような問題が
あると考えられます。
1)地下水の動きによって砂礫層の細粒分が流れ出し、本来のN値より小さな値となる。
2)孔内の上向きの流れによって貫入試験のシューやロッドが抵抗を受けるために大きなN値となる。

 1)の問題の方が大きいようです.猪苗代湖や琵琶湖の周辺では数mまで水頭が上がる層があるようです.

 ですから、おっしゃるようにケーシングを立ち上げて水の流れを止めて掘
削し、貫入試験をするのがいい方法だと思います。

【END】

ユーザー kuminyo の写真

ご回答有り難うございました。
2)は気づいていなく、なるほど、と思いました。
とても助かります。
大いに参考にさせていただきます。