地盤改良における配合設計について

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 地盤改良現場について配合設計(セメント混合)を行いました.
一軸圧縮強度供試体の養生方法と現場での品質管理方法について質問があります.
みなさんの意見・応答願います.
 なお、発注者より「改訂版 建築物のための改良地盤の設計および品質管理指針」の浅層混合処理工法に準じて配合・管理をおこなう指示がありました。
 
?養生方法: 参考文献によれば、養生期間は、基本的に28日と記述されているだけで、
      具体的な方法は記述されていません。但し、試験方法については「JGST811
      もしくはJCAS A-01などがある」としか記述されておりません。
      また、両者の試験法は、養生方法が異なります。

コメント

ユーザー tall の写真

建築関連の説明書なので,はっきりは言えませんが,
地盤改良の例で行けば,配合強度は28日強度1N/m2(10kg/cm2),7日強度0.2N/m2(2kg/cm2)を目標にして行うことが多い.(鉄道設計基準,土構造物編)
この場合現場では,最低値で28日強度0.6N/m2(6kg/cm2)確保することが可能
となります.
養生期間などは,地盤工学会のJGS 0821-2000 の「安定処理土の締
固めをしない供試体作製方法」では,気中20度で7日間ですし,締固めを行う場合には,
6日気中で,1日水中養生になります.
このため,現場条件に合わせることが重要と考えます.
土木系の場合は,配合強度を一定にして,改良厚を変えて地耐力(支持力)を確保するもので,設計との兼ね合いが強いので,適宜選択が必要と思います.

添加量に関しては,社団法人北陸建設弘済会で,”土質改良マニュアル”に,
割増率を含んだ重量配合の標準値が明記されておりますので,これを参考に用いることは可能と考えます.

現場での管理ですが,供試体による一軸圧縮試験の他にコーン貫入試験や平板載荷試験,平板載荷試験を簡便にした小型FWD試験,キャスポルなどが使えると思います.