箱抜き箇所に発生するひび割れについて

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 箱抜き箇所に発生するひび割れに関する質問です.擁壁等の天端に防護柵等を設置する場合に,円形型枠等で箱抜きをすることがあると思います.この場合,ひび割れが発生することがよくあり,乾燥収縮に起因するひび割れであると考えています.対策としては,補強筋を配置すること等が考えられると思いますが,他に有効な対策等があれば御教授願います.

コメント

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箱抜きは施行を発注ごとに分けていることを分かるために行われている行為なので
箱抜きをやめることを考えるべき

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防護柵などの道路付属物は土木工事で普通に施工しますし、わざわざ発注区分のために箱抜きを設けたりすることはありませんよ。

ガードレール、ガードパイプなどのたわみ性防護柵の支柱設置穴は、衝突エネルギーを緩衝させる機能があるため、埋込み長を確保できる場合は必要です。

ひび割れの原因は主として、乾燥収縮に起因するもの、水和熱に起因するものなどが考えられますが、箱抜き箇所は断面の欠損が大きいため、ひび割れが集中することになります。膨張剤、収縮低減剤などを使用して、コンクリートの体積変化を制御すれば箱抜き部のひび割れも抑制できると考えられますが、コストの面が問題となります。

同様な場面で、ひびわれ誘発目地を設けた経験がありますが、ひび割れが生じた後に補修すれば十分だったと思います。

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・箱抜きの間詰材は 砂で表面は瀝青材で防水をしていたが
水が入り凍る場合はよくない

そこでモルタルを入れるようになったが防護柵とコンクリートの線膨張係数
のちがい または モルタルの温度膨張でよくない

・箱抜きをしないで 防護柵に厚膜の膨張吸収剤を巻いたもので施行したものは
殆ど割れが発生することはなかった

但し、コンクリート打設に一手間増えるので・・・箱抜きのほうがよい

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アンカーボルト式の防護柵(高欄等)を使用すれば、「箱抜き」は必要ありません。発注単位で悩むこともありません。

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なにやら相談の趣旨と異なるところで、議論されてますが・・・

擁壁天端など断面の小さな部材に防護柵支柱用の箱抜きを設ければ、断面の欠損率が大きいためひび割れが集中するのは当然のことだと思います。
過剰なコスト投入することなく対処するには、オーソドックスに補強筋を配置し、ひび割れ幅が過大にならないように制御すればいいのではないでしょうか?
その後に、構造物の耐久性に問題が生じないような補修対策を施せば、擁壁であれば美観が問題となることも少ない(背面は埋め戻され、前面は視線より上方にある)のではないかと思います。

箱抜き不要にこだわる方へ
防護柵は人命を守ることを目的として設置されています。
埋込み深さが確保できる部位については、エネルギー吸収能に優れた支柱の固定方法を採用すべきで、一般的にはそのようにされています。
ベースプレート方式の固定方法は、橋梁の床版などで埋込み深さが確保できない場合に用いられるものです。また、取付ける地覆の幅にも規定がありますので、擁壁の天端に採用することは困難でしょう。

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 コンクリートはひび割れを許容している構造物ですので、貫通クラック等の有害な物でない限り、ひび割れも急いで補修する必要はないと思います。ところで、防護柵ですが何のためのものなのでしょうか? 転落防止、車両用、落石でしょうか? 対応する目的により防護柵の基礎部分を考える必要がありますよね。 最近は、防護柵が損傷した場合の補修(交換)が比較的簡単に行えるようアンカー形式を選定している場合があります。ただ、歩行者の転落防止なら大きな荷重もかからないでしょうから、わざわざアンカー方式にする必要もないですね。
 さて、お尋ねの対策ですが「これだけ!」で対応できる対策は無いと思います。「膨張剤」等の混和剤を使用、直射日光の当たる面と影になる面の温度差をも考慮した温度管理をするとか、色々な方策を組み合わせて初期クラック対策を行うことが必要なのだと思います。 蛇足でした。 m(_ _)m