層状転圧1層の厚さの区分

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層状転圧の1層の厚さが、仮に立坑復旧では路盤までが1層30cmですが、盛土の場合は路体は30cm、路床部は20cmと1層の厚さの区分が分かりません。路床部が路盤下1.0mだとすれば立坑の路盤も途中で1層の厚さが変るのでは・・・。また、下水の埋戻しでは、管頂30cmまでは、1層20cmという話も聞きます。最終の用途(道路になるか・・・)又は埋戻材料による区分か、理解できません。どなたかよろしくお願いします。

コメント

ユーザー tall の写真

これは埋め戻し材料の材料区分とその材料の締固め度に依存すると思いますが.
小型の締固め装置ならば,締固めエネルギーが小さいために,層厚は薄くすることで
密度を確保し,沈下に強い路体を作ることになります.
粒状材料のA群に属するようなものならば,締固め度90%以上あれば十分な路体となりますので,材料投入後に簡単に転圧するだけで所定の密度,支持力が得られるようになります.

発注者の使う規定にもよりますが,A群材料で敷き均し厚60cmの厚層締固めに関する技術提案を行った事例もあり,最終的に必要な性能(沈下に抵抗する支持力)に依存すると思います.

ユーザー nomkei の写真

請負者の方であれば、発注者と協議すべきです。

私の経験では、埋戻し時は舗装・路盤以外は路床部も埋戻しとして扱いました。沈下が少なからず発生しますので、沈下が落ち着いてから全面舗装の打ち替えをする場合がよくあります。

仮復旧では路盤下まで30cm転圧、本復旧では影響範囲まで広げて舗装を撤去し、路盤の沈下分を路盤材を補充して舗設します。管周辺の埋戻しは、管上10cmまで1層20cmで人力転圧です。それ以上はランマーで30cm転圧でした。ちなみに人力転圧とは、タコ(丸太に取っ手を2本もしくは4本付けたもの)で転圧することです。管の下は足で踏み固めるしかありません。以外にこれが効いてくるのですが。

入念に転圧することは必要なことですが、鋼矢板の引き抜きや埋戻し材料の圧縮、圧密などにより沈下が少なからず発生しますので、砂質材料で水締めをしっかり行うことをお薦めします。