川崎地下鉄の着工延長報道

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ユーザー 中川 義也 の写真

川崎市は地下鉄「川崎縦貫高速鉄道」の着工延長について
市議会で表明しました。

報道:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030616-00001026-mai-soci

まあ、高速道路での論議でも見られたのと同様、いらないものはいらない、といって構わないと思うのですが、ダム、高速道路だけでなく、都市開発に国を挙げて重点を置いている現況下で都市インフラである地下鉄も中止・延期論が出てしまい土木のエンジニアとしては悲しいところです。
延期の理由は、財政上の理由を市民アンケートで補強した形で示されています。財政上の理由は致し方ないとしても、市民による反対の雰囲気を醸成してしまったのは残念だと思います。その原因として、1963年に策定された構想の陳腐化(道路交通の充実、東京への鉄道網の充実、自動車保有拡大...)や建設自体への高コスト構造に関する疑いの雰囲気などが有るかもしれません。

どこかでかかれているかもしれませんが、私見を。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

紹介されているHPをざっと見て,地方公共団体の事業としては負担が大きいのは理解できましたが,市として20年先,50年先の川崎市をどうしたいのか,というイメージが足りなかったように感じます。それから中川さんが指摘されている,鉄道整備制度の硬直化という要因も大きいと思いました。
個人的には(高速道路もそうですが),どうも議論の中で「ネットワーク効果」「リダンダンシー」という視点が欠けていると思います。これらは数字的な評価にはあまり出てこないのでしょうが,災害時には大いに役立つ部分かと思っております。
専門知識をもたずに書いているので,間違いがありましたら済みません。