水セメント比の決め方について

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 コンクリートの配合設計を行う上で、水セメントを決める必要があります.
 土木学会のコンクリート標準示方書では、「配合に用いる水セメント比は、基準とした材齢におけるセメント水比(C/W)と圧縮強度f’cとの関係式において、配合強度f’crに対するセメント水比の値の逆数とする」とありますが、関係式は示されておりません。
 現在手元にある2社を比較したところ(18−8−40BB)、
 A社 配合強度 m=22.9N/mm2 
         m=−15.3+22.9×C/W 

コメント

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1.水セメント比を決める関係式はどのように決められているのか。
数種類ありますが 定式ではありません
 2.土木学会のコンクリート標準示方書では、水セメント比は65%以下が望ましいような記述がありますが、現在使用している66.0%で問題がないのかどうか。
式に上ではなく 実際に使用されるW/Cで示すべきものです
客先の仕様が60%であれば 66.0%は明らかに問題があります

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水セメント比と強度とが
f'ck=A+B(C/W),A,Bは定数
となるのは,あくまで「同じセメントを使ったとき」ですので,セメントごと(メーカーあるいは工場,種類等)にことなる定数となります。
このA,Bはセメントメーカーが試験をして決めるべき数値であり,全国(全世界)一律という数値はありません。

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匿名投稿者様のセメントメーカーとの記述は、〔各生コン工場〕のことだと思われます。
確かに、セメントメーカーの違いによりこの式は、変動します。
さらに、各生コン工場で使用している砂利(砕石)・砂などの骨材により大きく変動します。何回かの試し練り、および実機試験を経て、各工場の式が決定します。

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ご意見ありがとうございました.ちなみにセメントは同じ宇部興産ですが、水セメント比が59.0%と66.0%も違うことに違和感があるのですが、世間一般の常識として当たり前のことなのでしょうか.

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#2326です。
#2340さんがおっしゃっているとおり,正しくは「同じ材料を使用する場合」でした。もちろん,一番影響が大きいのはセメントだと思いますが。
さて,ご質問の件ですが,セメントがBB(高炉セメントB種ですよね)であること,強度が18N/mm2と低いことから結構ばらつくと思いますよ。

宇部興産のセメントとのことですが,あそこは宇部三菱セメントが販売元なので,そのあたりは大丈夫ですか?また,実際のセメントの製造工場,高炉スラグの製造場所もチェックしてみてはいかがでしょうか。それらがすべて同じなら,生コン工場に「なぜ違うんだ」と質問してもいいと思います。

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#2340です。
W/Cが小さい工場は、砕石として、石灰石を使用し、更に、石灰石の砕砂を何割か使用している場合には、ありえることです。
W/Cが、大きい工場では、砕石として他の種類を使用し、細骨材として、川砂・陸砂等を使用している場合です。
いずれにしましても、工場へ、お問い合わせしてみるほうがよいと思いますが?

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発注者が60%以下を指定し、その地区で指定強度のワンランクアップでしか、W/Cを満足しないなら、差額は発注者が負担すべきです。