地盤調査報告書の見方について

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現在、さいたま市浦和地区で土地を購入しようと考えていますが、条件に該当する土地が出てきましたが、地権者からみせてもらった某大手ハウスメーカーA社の地盤調査報告の数値の見方がよくわかりません。
スウェーデンサウンディング試験で最終貫入は6m位で3ヶ所で実施。それぞれ基礎下2mの平均NSW=12.0、9.50、8.50、 告示式による地盤許容応力度qa=37.20、35.70、35.10(KN/?) 水位 GL-不明、4.20m、3.90m 推定土質は粘性土です。この状態でハウスメーカーからは杭は必要ないと言われているそうですが、べた基礎で大丈夫でしょうか?

コメント

ユーザー nomkei の写真

建築基準法に規定があるようです。
http://www.homeskun.com/taishin/hensen.html
なお、周りの家屋がどのような基礎を選んでいるか、埋め立てしたりはしていないか、近所で聞いてみてはいかがですか。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

・土質調査結果に推定という言葉がついている事態が怪しい
水位は不明と言うことも怪しい必ず検証されたい

ユーザー M.Ishii の写真

基礎の支持力

 スウェーデン式サウンディングというのは,スクリューの付いた径3cmくらい
のコーンを地中に押し込んで測ります.最初は回転させないで錘を載せどのくら
い沈むかを見ます.1,000N(100kg)まで錘を載せて沈まなくなったら,その後
は回転させながら押し込んでいきます.Nswというのはこの回転させたときの回
転数を半回転ごとに数えた回数です.

 ここで示されたNswと告示式の値であれば,直接基礎は可能でしょう.
 告示式 長期許容支持力(kN/m^2)=30+0.6×Nsw

                    (2001年国土交通省告示第1113号)

    この時の,Nswは基礎底部から下方2m以内の距離にある地盤のNswの平均値

 告示では,「“基礎の底部から下方2m以内で荷重1,000N以下で自沈する層が存
在する”もしくは“基礎底部から下方2mを越え5m以内で荷重500N以下で自沈する
層が存在する”場合には,沈下などの地盤変形を考慮して,建築物に有害な損傷
や変形が生じないことを確かめることが義務づけてられている.」(地盤工学会,
地盤調査の方法と解説,287ページ)

 つまり,地盤調査報告書が正しければ,Nsw の値が得られているので,1,000N
以下の荷重で沈下する地層はないと言うことですし,さらに,6mまで確認されて
いるので告示を満足しています.

 ちなみに,このスウェーデン式サウンディングの値をN値に換算すると3つの
値の平均で3.5となります.粘性土の地耐力としてはぎりぎりの所という印象で,
ダンプなどの大型車両が通ると結構揺れるのではないかと思います.何人かに聞
いてみましたが,大丈夫という人と基礎に工夫が必要という人に分かれました.

【 END 】

ユーザー nomkei の写真

スウェーデン式サウンディングでは、下記HPにあるように、ロッドを地盤に突き立てるだけなので、抜いた穴が崩れたり、地盤が粘性土で有れば水が浸透してこないので、地下水位を測定することは出来ません。また、地質区分においても試料を採取することが出来ませんので、ロッドから伝わってくる音やスクリューに付着している土から判断します。
したがって、報告書が「怪しい」という判断材料にはならないと思います。
http://www.jiban.co.jp/gyoumu/chousa/tyosa02.htm

(基礎検討の参考に)
http://www.mmjp.or.jp/honki/ie/kikaku/tt17.htm

http://www.life-support-lab.jp/re/reb1007.htm