実雨量から合理式により排水量を算出

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仮排水管の設計について、以下の条件で到達時間内の平均雨量強度(mm/hr)を求めてみましたが、正しいでしょうか。

1時間最大雨量30㎜(アメダスより)
到達時間30分
平均雨量強度=30mm/60分×30分=15mm/hr

よろしくお願いします

コメント

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正しくないでしょう。

そもそも1時間最大雨量は降った雨の量、降雨強度は降った雨の強さを言います。

良く例えられるのが、車での移動距離と速度の関係です。
30km離れたところを目指して車を30分走らせました。
この時の速度は15km/hrとなります。
と言っているようなものです。

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ありがとうございます、確かにおかしいです。
30km離れたところを目指して車を30分走らせました。
この時の速度は60km/hrになります、30mm/0.5hが降雨強度ということでしょうか
お願いします。

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渇水期での流量を出して仮排水管の断面を決めようとしているとして。

合理式の計算で必要となる変数の一つが、渇水期での降雨強度となります。

渇水期の降雨強度(正確には降雨継続時間における平均降雨強度)は、その地点もしくは近隣の観測所で観測された雨量を用いて降雨強度式を立てて計算していくのが一般的ではないかと思います。

仮設構造物であれば、気象観測資料から過去5年間の最大日雨量(r24)を求め、飯塚式等から降雨強度を求めることになります。
詳しくは、「日雨量」、「飯塚式」、「物部式」で検索してください。

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一般に非出水期の降雨強度式は規定されていないため、仮設の場合は安全側として1時間降水量の最大値を洪水到達時間内降雨強度として用いることが多いです。

あるいは、山口県河川課が作成した「河川工作物設置マニュアル(平成22年3月)」を参考に、伊藤A曲線式を用いて算出する方法もあります。

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皆様ありがとうございました。
勉強になりました